出版社内容情報
私だけの家。それは幸福で、孤独な場所。
映画化作品『繕い裁つ人』の池辺葵氏、最新作は“住”。
女ひとり、
たったひとつの“家”さがしは、
運命の人を見つけるよりも
難しい!?
2015年、日本。
女性がひとちで家を買うことは、
無謀なのか、堅実なのか。
年収250万ちょっとの独身女性・沼越さんが、
オリンピックを控えた東京で、
理想の家を求めて歩く。
twitterなどで大人気の、共感度100%の家さがしストーリー。
【編集担当からのおすすめ情報】
「家を購入する独身女性」と聞くと、どんな人物像を思い浮かべるでしょうか。
この物語には、
「家を買うのは 大きい夢じゃない 自分以外の誰の心もいらないんだから」とファミリータイプのモデルルーム見学にも一人で果敢に挑む、鉄の心を持つ主人公・沼越さん、
一度ローン審査に落ちながらも、ユニットバスで持ち家を想像するモデルルーム受付嬢・要さん、
彼氏と一緒に住んでいた賃貸マンションで、今はひとり、新しい生活に希望を持てるように気持ちを切り替えようと努力する阿久津さん、
など、現代を生きる様々な女性たちが、家について考えています。
「今よりも丁寧に生きていきたい」。そう願う女性たちの群像劇です。
池辺 葵[イケベ アオイ]
著・文・その他
1 ~ 4件/全4件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
72
独身女性が居酒屋チェーン店で働きながら「運命の家」を探すストーリー。理想の家って何だろう。大好きな人と一緒に過ごす空間?一人でゆったりくつろげる空間?私の理想の家は…。2016/11/28
くりり
68
豪華マンション探しをするリッチな女性ではなく、居酒屋でバイトする貯金女子と不動産屋で働く人の話、そうそう!って妙に納得してしまう(笑)2016/11/30
涼
42
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2018/11/post-d8cd.html2018/11/07
momogaga
40
レンタル。ついに読むことができました。主人公と関わる人たちが個性的で引きつけられました。2019/06/05
ちゃりんこママ
37
マンション購入を夢見る勤労女子のストーリー。マンションのモデルルームを通した群像劇です。底辺で真面目に働く女性達でも、普通に幸せになりたい。夢の実現に邁進する沼越さんを応援しない人はいないでしょう。2巻が楽しみです。2016/02/06