- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 小学館 ビッグCスペシャル
出版社内容情報
金を使わずに生きる! 映画化された話題作
銀行マンだった高見武晴は、お金を見るだけで失神する金アレルギーになってしまった。「もう金は一銭たりとも使わないで生きる」この決意を抱いた高見が移住してきたのは、限界集落寸前の過疎の村、かむろば村だった。そこは尋常じゃないくらい世話好きの村長、自称神様の老人など、濃い人々を集結させ、不思議現象をトッピングしたような一風変わった村。生活力ゼロ、おまけに金が使えない高見は、果たして村で生きていけるのか? 鬼才・いがらしみきおの話題作。新装版(全2巻)
【編集担当からのおすすめ情報】
なんと松尾スズキ監督の手で2015年、映画化! 松尾監督が原作に惚れ込み実現した必見の作品です。そして、その原点がこの物語。笑いあり、ヤクザあり、不思議あり、田舎あり、女子高生ありの深~い名作をぜひ。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
10
映画『ジヌよさらば』の原作。映画館で見逃したけれどぜひ観たくなる。お金恐怖症でお金を見たら吐く、という元銀行マンがかむろぱ村へ越してきて0円生活をしようと試みる。けれどしかし…美しい過疎の里山をバックにめくるめくいざこざが巻き起こる。巻末に監督・脚本の松尾スズキと作者の対談あり。2015/08/12
ゆかたん
8
みんな個性的だな〜。なかぬっさん一族が特にすごい。タケちゃん、頑張れ。2015/06/01
訃報
5
楽しいんだけど、ほでなすという言葉が自分にもグサグサ刺さってくるし、何もかも捨てて生きる主人公への憧れと、でもなんやかんやこいついい奴だし、人と仲良くなれるし(一時的に)根性あるし、そういうとこない俺が真似してもウシジマくんコースよな、という思いがあり、部分的には実践できそうな生き方だから真似したくなるけど、その分じわじわ辛くなってくる。2015/09/27
gelatin
5
★★★★ 不思議な表紙だな〜と思ったらそういうことかぁ。面白くて一気に読んでしまった。今までいがらしみきおの意図した部分と意図しない作風の部分の区別がついていなかったのだが、これを読んだらわりとそのへんがわかってきた気がする。その目で読むとなおさら面白い。出来事が劇画風なのよ。感覚と理性で言ったら、理性で描いてる感じがする。なかぬっさんの台詞がいちいち滲みる。さて下巻へ。2015/05/10
pitch
4
いがらしみきお、久しぶりに読んだ。そういえばこういう作風だったなあ。登場人物が皆クセがあって、ほのかに暴力的で、でもどこかのほほんとしていて。こういう田舎に住みたいかと聞かれたら答えはNoだけど、でもこの世界観は好きだ。2022/11/15