出版社内容情報
限界を超え、誰よりも、一秒でも速く…! 日本海が生んだ天才ランナー・壱岐雄介の挑戦は続く!! 白熱のマラソン編突入!!
▼第55話/突破▼第56話/ありがとう▼第57話/雪▼第58話/選手生命▼第59話/記念撮影▼第60話/後輩▼第61話/焦りの蓄積▼第62話/視界▼第63話/疾風(かぜ)と突風(かぜ)▼第64話/血と……▼第65話/波切島名物▼第66話/死力(しりょく)▼第67話/地獄雪▼最終話/奈緒子●主な登場人物/壱岐雄介(波切島高陸上部2年生。「日本海の疾風」と称される天才長距離ランナー)、篠宮奈緒子(小学生の頃、雄介の父・健介に救助された少女。雄介に心をひかれつつ、東大進学のために波切島を後にした)、大山権太(スポーツ理論を極めた天才学者だったが突如学界を去り、現在は波切島の漁師として暮らす。健介・雄介の海の師)、壱岐大介(雄介の兄。九州大学医学部4年生。奈緒子に思いを寄せているが、彼女が雄介に心ひかれていることにも気付いている)●あらすじ/38km地点のポイントが見えてきたころ、雄介をはじめヨハン・カールソン、ホセ・マリア・ゴンザレス、本田大作の4人がトップ集団で走っていた。そんなとき、雄介の兄・大介が危篤という連絡が沿道にいた奥田の元に届く。奥田は本松に説明し雄介を止めようとする(第55話)。 ●本巻の特徴/38km地点で思わず涙を流した雄介。その意