出版社内容情報
黒沢、街へ。社会は自由か不自由か。
話題騒然となった“奇跡の黒沢復活”単行本第2集!ついに黒沢が動き出す。
人知れず病院を退院した黒沢は、本当の意味でたった一人で街へと歩き出す。男・黒沢、54歳、無職、病み上がりの独身。黒沢はいきていけるのか!?
【編集担当からのおすすめ情報】
最高傑作との呼び声の高い前作「最強伝説 黒沢」全11巻をあわせてお読みになると、黒沢の一言一言の重みがよりいっそう深く理解いただけることと思います。是非!
福本 伸行[フクモト ノブユキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
12
自らの空回りにより、不運の坂道を転がり落ちていく黒沢。やがて社会の底辺で過ごすことになる黒沢は、そこでささやかな悦びを見い出し、人の情に触れ、生きる術を心得ていく。底辺にいるからこそ見える社会の欺瞞を、討てるか、黒沢。2014/06/19
カラシニコフ
9
まさかの路上生活、からのパワースポット(笑)最近のスーパーって、試食コーナーなくないですか? ★★★★★ ツイッターの深読みがツボ。いつもの黒沢でした(笑)2014/09/05
小鈴
8
メガシャキっ言うとる場合じゃない!スパイシーな人生、もとい故障中(胡椒とかけた福本の快進ダジャレ!)な人生に終わりは来るのかっ!?。。。54歳黒沢はホームレス道をばく進中!2014/06/01
いちのじ
7
怠惰→勘違い→奮起→挫折と黒澤らしい流れ。めぐたんにマキオに先生と周囲のキャラが良い味出してますねー。福本漫画では珍しく女性が多いのとセクシーショットもあり、実に誰得2014/05/31
山像(漫画)
6
黒沢、急転直下でまさかのホームレスへ……。なんだか徐々に描写的にもテーマ的にもギャグじゃ済まされない感じになってきて、「つまり先生も、傷付いていたんだ!(中略)先生からしたら無理してたんだ。」のシーンなどはカイジや銀と金の最盛期も斯くやというくらい痺れる。 これって要は「天」「アカギ」以前に描いてたようなかなり(状況が危なっかしてくて)スレスレの人情話に、ギャンブル漫画で培ってきた鬼畜的なシチュエーションを描く演出力を持って舞い戻ってきたわけで。心動かされないわけがない。2014/06/07