出版社内容情報
新しい国は創れるか、蝦夷編突入第9集!!
新政府軍に包囲され、
無数の砲弾にさらされ続ける会津鶴ヶ城。
松平容保は、ついに降伏・開城を決意する。
城内で戦い続けた兵馬と妻アンナは、開城直前に脱出を決意、
最強の艦隊・榎本たちがいる仙台に向かう。
榎本、土方らと合流した兵馬が次に目指すのは、
北の大地・蝦夷――――――――!!
そこに、兵馬が理想とする“共和政事”を政体とする
新しい国を築くべくーーーーーーー!!
かわぐち かいじ[カワグチ カイジ]
著・文・その他
惠谷 治[エヤ オサム]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
7
戊辰戦争の結末を我々は知っている。歴史は変わらない。その残酷さの中で、蝦夷へ追い込まれていく兵馬。しかし不思議なことに、敗戦の色が濃くなるほどに兵馬の理想が力強くなっていく。勝つとか負けるとか、敵を倒すとかではなく、新しい日本を作るため、蝦夷の地へ赴く兵馬。その理想は、まったくもって揺るがない。揺るぎようがない。2014/10/06
ウチケン
1
天盃、この一杯に対する兵馬のお父さんの万感の思い。一コマで多くを語る印象に強く残る名場面だ。2015/02/22
エムアイ
1
箱館戦争のあたりって、五稜郭と榎本武揚ぐらいしか知らないので、このあたりはとても新鮮…2014/06/01
yossing
0
なんとなくビッグコミックを読んでいたら、ロシア人妻と旗本という組み合わせの話で少しずつ興味をそそられていった。そうこうしているうちに、どうやら箱館戦争が絡んでくるという話に発展し、気が付いたら蝦夷地に上陸。この巻あたりから函館が舞台。よく知った土地の名前が出てくるので、フィクションであろうと胸熱状態で読み進めている。
Yanabod
0
最近は歴史漫画家になってきたかわぐち先生の最新刊。やっぱり函館まで行ってしまうのね。。。松前藩との戦争を描いているのは新鮮ではあるが、かなりフィクションが入っていてるろうに剣心並みの世界観になってきた。2014/06/13