出版社内容情報
▼第1話/美しきことは…▼第2話/稚児迷走▼第3話/蛇口▼第4話/停電来る。▼第5話/赤ずきんちゃん、ご用心!▼第6話/鳥籠酒家▼第7話/破戒▼第8話/シルクロードからの土産●主な登場人物/藤田玲司(ニューヨーク・メトロポリタン美術館の元学芸員で、贋作を扱う画廊「ギャラリーフェイク」のオーナー。美術界の表と裏に精通している)、サラ(フジタのアシスタント。フジタに好意を持っている。実家はアラブの大富豪) ●あらすじ/ギャラリーフェイクでサラの企画した「世界の美男子展」が、女性を中心に連日大盛況。そこに美容整形外科医の福沢が訪ねてきて、カラバッジョの「“若者たち”の合奏」を売ってほしいと言ってきた。しかし、フジタは福沢の美に対する考えに異を唱え、申し出を断って他の希望者に売ってしまう…(第1話)。●本巻の特徴/第2話「稚児迷走」では、祇園祭の“お稚児様”に選ばれた少年・新太郎が登場。一年にたった一人、山鉾に上がれる名誉ある役目だが、高い場所が嫌いな新太郎は本番直前に逃げ出してしまう。
細野 不二彦[ホソノ フジヒコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
53
自分で洗えない蛇口をふきふきしてあげる姿が素敵(*^^*)青い鳥は時間が経ち過ぎて…会わない方が良かったのかな。2016/08/19
くりり
39
自分のことを洗えない汚れた蛇口なんだな2016/08/17
山田太郎
22
アリ君の話えらく記憶にあったので、初めの方の巻かと思ったが、こんなにあとの巻かと思った。よくこんなに続くなと思ったけどやっぱり面白いなと思った。2018/12/04
山田太郎
14
自分的には、多少飽きてきた気がするが、質は落ちてないと思うので、すごいな、このマンガ。こんなに続いていたのかと思うが、読んでいたのか俺というくらい忘れてる話が多いのが不思議だ。もう金曜日で仕事まるでやる気なし。早く隠居死体な違った隠居したい。2023/05/26
とみやん📖
12
記念すべき30巻を読み終わった。今回は、ギャラリーフェイクらしい、ドタバタや物悲しい作品が多かった。 カラバッジョ、祇園祭の稚児、俵宗達、江戸期の扇風機、シュタイナー製の人形、しん朝の鳥籠、アフガニスタン・ハッダの仏像。 「美しきことは」「赤ずきんちゃん、ご用心」「シルクロードからの土産」と、美に対するフジタの矜持が何ヵ所か表れていた。 「停電来る。」「鳥籠酒家」「破戒」がいずれも恋の物語で良かった。鳥籠酒家は特に悲哀を感じさせる。2023/01/15