出版社内容情報
ゆうきまさみ新境地!第2集は壮絶な悲劇!
不老不死の種属「オキナガ」。
そのひとりである雪村魁は、12年に一度の惨殺事件…
通称「羊殺し」の犯人を追っている。
昭和初期。
沖縄での戦禍の中で、魁の壮絶なる人生を決した
出会い、別離。そして与えられた運命。
この殺人事件に執着する理由がそこに――
雪村魁は、いかにして雪村魁になったのか。
その謎を解き明かす第2集、霧の中の輪舞(ロンド)!
【編集担当からのおすすめ情報】
容姿は若いままだとしても、しかし88歳である老人、
雪村魁が殺人事件を追い続けている…。
そこにはどんな過去が秘められているのか。
雪村魁こそが『白暮のクロニクル』の核心であり、
伏木あかりと魁の主人公ふたりが出会ってしまった必然でもあり。
魁の慟哭が第2集には詰まっています。
これ以上ない感情の描かれ方だと、思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
50
魁さんが「オキナガ」になるまでのお話。命は救われても心の準備がないまま不老不死に。愛する人ができても繰り返し自分より先に逝ってしまう人生はツラそう(T_T)2015/08/11
くりり
40
過去の謎が少しずつ解明されてきた。本当に御気長だったら楽なのかも...2015/08/09
SEGA
34
顔立ちは似ているのに、主人公より棗さんの方が可愛くみえるのは恋をしているからでしょうか?なお、悲惨な経験をしてきた凛子さんが「えーっ」とか悲鳴を上げながらパソコンに向かっている今を見られて、ほっとしました。1巻より深い闇に踏み込んだ感もあり、今後も容赦ない展開と思いますが、時にはほっこりさせてもらいたいです。2014/05/12
瀧ながれ
31
見た目は美少年、中身は偏屈老人、の雪村魁の過去編。若いときの魁くんと今の雪村さんの性格の違いが、彼が経てきた時間の長さを伝えてきて、切ない。…ところでこうなると、竹之内さんの過去というか正体が、俄然知りたくなるんですが!!(本人に突撃しても、冷ややかにスルーされそうで、そういうところもいいですなあ〜(笑)) 巻末おまけの、ヤマウチさんとイノウエくんの母子関係が微笑ましいなあ。いい職場♪2014/05/02
あかは
29
なるほど。そういうわけでしたか。これは読み続けなくては!面白くなってきた!魁にとっては面白いどころの話じゃないだろうけれど。2016/10/22