出版社内容情報
同心の藤掛飯伍と配下の由造、そして鶴次郎が南町奉行所を舞台に暴れまくる人情味あふれる捕物帖。名コンビ入魂の力作！
▼第140話／卯女（十二?十七）▼第141話／うめ（一?八）●主な登場人物／菊地鶴次郎（事件の陰で泣く女性たちに希望の火を灯す、南町奉行所同心。何事にも本気で向き合う情に厚い男）●あらすじ／南町奉行の曲淵多聞が斬られた！ 奉行を斬ったのは、苦斎と楽斎という柳生の術を使う狼藉者の二人組で、その連中を影で操っていたのは、なんと北町奉行の額賀主丞正だった…!! この事件には、将軍暗殺に失敗した卯女と公麿の姉弟を、江戸から逃がすまいとする策謀が背後にあった。姉弟をかくまう鶴次郎の運命は…？(第140話・13）●本巻の特徴／将軍暗殺の密命を帯びて江戸に下向してきた公卿に関わった鶴次郎は、十手持ちの立場でありながら、企てに失敗して逃亡する彼らと行動を共にすることに!! 幕府と朝廷、権力をめぐって様々な思惑が交叉するなか、鶴次郎はただ己の信じる道を突き進む…！
