ビッグコミックススペシャル<br> 子供の情景 - 諸星大二郎特選集 第2集

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ビッグコミックススペシャル
子供の情景 - 諸星大二郎特選集 第2集

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  • サイズ コミック判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784091857392
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

諸星大二郎傑作短編集、第2弾!!

毎日に言い知れぬ不安を覚える少年。ある日、ふとしたことから母親が機械であることに気付いてしまう…もしかしたら、世の中の全ての人間が機械なのではないか。疑念に囚われた少年はその真相を確かめるべくある行動に出るのだが…!?

諸星大二郎氏自らが新たに選び抜いた短編集が、巻頭と巻末に描き下ろし作品を加えて、豪華本として登場!!諸星氏の魅力が凝縮された充実の特選集全3巻を、3か月続けてお届け!!

待ちに待った第2弾は、『子供の王国』や『夢みる機械』など、社会風刺をきかせ、ブラックユーモア溢れる作品を中心に、諸星氏の強烈な個性と才能を凝縮した名作を収録。そして巻頭にカラー、巻末にショートストーリーの“描き下ろし作品”を加えた諸星短編集の決定版!!

【編集担当からのおすすめ情報】
新たに描き下ろした作品は、どれも諸星氏らしい神秘的で重厚感のある仕上がりです。特に柔らかく美しい配色で描かれたカラーの描き下ろしは、諸星の創出した独創的な世界へと誘います!!

初めて諸星氏の作品をご覧になる方はもちろん、諸星氏の作品を長年愛読し続けてきた方にもオススメできる傑作短編集です!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

34
諸星特選集の2。無垢にして恐ろしき「彼方より」、ディストピア未来の問題作「子供の王国」、人間消失「夢見る機械」、破壊の連鎖「猫パニック」、東京ダンジョン「地下鉄を降りて」、裏返しのアメリカ開国譚「マンハッタンの黒船」、人間はどこへ?「地獄の戦士」、小品「クーリング・オフ」を収録。絵柄に時代を感じさせるものの、当時の社会現象の裏に在るものを見事にあぶり出し、しかもそのテーマは今でも十分に通用するような気もします。諸星ワールドは普遍で不変で、あいかわらずヘンです。2022/06/18

夜の女王

21
☆☆☆ 不条理でダークだけど、どこか滑稽な諸星ワールド全開。『子供の王国』薬で大人になる事を拒否したクソガキどもの世界。ラストは意外とまとも。『猫パニック』些細なきっかけでドミノ倒しのように次々と大災害が・・・JRが国鉄だったころの作品だけど、全く古さを感じさせない。東京中が災害で大騒ぎの中、ケン坊だけが異空間にいるよう。暗い地下道をどこまで漂っていくのだろう?『地下鉄を降りて・・・』わかる!八重洲や新宿の地下道を歩いていると確かにそんな気分になる。ラストがちょっと、だけど。2014/08/08

阿部義彦

16
小学館の全4巻のこのシリーズ、傑作揃いですね。諸星大二郎さんはつくづくブッキッシュな漫画家だと痛感しました。クトゥルー神話、民族学、呪術、等登場人物の名前も「渋川立彦」さんですものねー、様々な目配せにいちいち納得です。中でもSFに強いのが大きな強み、後半の『マンハッタンの黒船』『地獄の戦士』はディックの影響大ですね!前者は歴史改変パロディギャグSFで『高い城の男』を下敷きに、西郷どんや新選組、ええじゃないか(ドンマイダンス)が織り込まれ、後者は、シュミラクル、自分とは何か?を突き詰めて、『人間狩り』を想起2024/06/27

ぐうぐう

16
子供を描いた作品を中心に収録した『諸星大二郎特選集』第2巻。子供というイノセントな存在は、世界の見せかけを射抜く。「夢見る機械」の主人公の少年が、世界の違和感に唯一気付くことができたのは、子供であるがゆえんだ。しかし諸星大二郎は、子供の無垢さを安易に肯定しているわけではない。「子供の王国」では、無垢さが招く子供の残酷さが、グロテスクなまでに徹底的に描かれている。どの短編も発表されたのは70年代後半から80年代前半にかけてのものばかりだが、テーマの先見性、また普遍性に、再読の度、驚かされる。2013/11/30

よしだ

13
「夢見る機械」「地下鉄を降りて」以外は初めて読む作品だったので非常に嬉しかった。「マンハッタンの黒船」は、アメリカが鎖国状態という日米が逆の設定で歴史上の人物が英名風にもじってあったりと随所にシニカルなギャグがあってとても面白かった。「子供の王国」は設定こそSFではあるが現在に通じるような普遍的なテーマを明確に捉えている気がして物語に恐怖さえ覚えた。加えて「夢みる機械」「猫パニック」を読むと改めて諸星大二郎の未来でも予知しているのではないかと思ってしまう思考回路に毎回驚かされるばかりだ。そしてやはり傑作。2013/12/05

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