出版社内容情報
『イキガミ』作者による最新作!!
大学院でプログラムの研究をする主人公・前沢は、工学部でヒューマノイドの研究をする井熊と出会い、お互いの研究内容を生かして画期的なヒューマノイドを開発する。人間そっくりに作られたそのヒューマノイド“ヒトガタ”は、インターネットを通じて無作為に選ばれたメンバーの「ネット世論」を反映して行動する機能を持っていた。“集合知”の力で常に適切な判断を下し続ける“それ”は、神にも等しい知性を持った人間の理想形になるはずだったが……ネット世論の暴走と、それを止めようとする主人公の奮闘を描くサスペンス。
顔なき大衆の民意が
偽りの躰に宿る時―――――
誰も見たことのない人間ドラマが始まる!!
【編集担当からのおすすめ情報】
前作『イキガミ』で大ヒットを飛ばし、海外でも数々の漫画賞を受賞した間瀬元朗氏の最新作がいよいよ単行本で登場です!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sidebell(=^□-□^)ノシ←横鈴
9
SFにしては初めての試み…人型ロボット(女性)をネットの多数決意見で操る話 設定はそうとう無理してるわ けど画が上手いわね 多少エロチックなのも許すかな〜 次巻に期待( ̄∀ ̄)b2014/04/06
ひみーり
8
終始読んでいて怖かった、サスペンスの緊張感が素晴らしい。先の読めない怖さと、先がある程度読めてしまい、それに生ずる読み手の残酷な想像力による怖さがミックスされ心拍数が上がる。トラウマのシーンが効果的に使われていて、読者により一層緊張感を与えている。この設定なら仮にアクションシーンになっても楽しめそう、速度は鈍いけど力量はフルパワーなパンチとか。2014/01/06
カラシニコフ
6
スッゲェ設定が凝ってる。SF脳にはちょうどいい刺激。続きも読みたい。 ★★★☆☆2016/02/26
RE:PIRO
6
民意で動くアンドロイド。意見が通るからといってけっして正しい結果をうむわけではないということか。現代社会を風刺してるようなこの作品。これからどういった展開になるのか楽しみです。2014/01/03
といさま
6
星4つ。イキガミの著者、間瀬先生の最新作。デモクラティアというタイトルが示す通り、多数決をめぐるお話だけど、そこにいくつかのエッセンスが付け加えられていて、面白い。ある意味で東浩紀先生の『一般意思2.0』の影響を受けているのかな、と思わせるものがあるけど、舞台装置がどのように話の展開に繋がっていくのか、それが楽しみ。次巻も、要、チェックです!!2013/12/28