ビッグコミックススピリッツ ピカロ 〈１〉

白瀬透

小学館（2013/12発売）

• サイズ コミック判／ページ数 227p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091857057
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

日本を揺るがす「未解決事件」…開幕！

あいつは今も、霧の中だ。
疑問符が渦巻く、昭和史の闇へ。
謎の匿名作家が描く、昭和最大の「未解決事件」！
その真犯人を……追え！

冴えないフリーライター・安住純が迷い込んだのは、
1984年の大阪…！？
バブル前夜の浮かれた時代、その水面下では
今も語り継がれる昭和最大の未解決事件「オギリ・東亜事件」が
着々と計画されつつあった…！
これから起きる事件のことを知っているのは、
犯人と現代からやってきた安住だけ！
果たして、事件の真犯人は誰だったのか？
そして、謎に包まれたその動機は？
真相をスクープすべく、安住の野心に満ちた戦いが始まる…！！

【編集担当からのおすすめ情報】
本作で描かれる「オギリ・東亜事件」とは？

1984年3月、京都の老舗菓子メーカーであるオギリ社社長・柴田龍夫氏誘拐事件に端を発する連続企業脅迫事件。「ピカロ」と名乗る犯人グループが警察・マスコミに送り続けた不敵な挑戦状、大手食品飲料会社・計5社をターゲットにし「商品への毒物混入を示唆・脅迫する」という犯行の手口から、当時の日本国民すべてを震え上がらせ、連日マスコミを賑わせ、「劇場型犯罪」なる言葉まで生み出した。動員された警察関係者130万人、残された遺留品650点にのぼるも、犯人は一切不明。その後すべての事件は時効が成立、未解決事件となる。ピカロに奪われた金品はゼロ、死傷者はゼロ、犯行の動機すら未だわかっていない。



第一夜 1984
第二夜 道頓堀
第三夜 オムライス
第四夜 百万遍
第五夜 マハラジャ
第六夜 ニューアカデミズム
第七夜 枯山水
第八夜 劇場型犯罪
第九夜 予行演習


白瀬 透［シラセ トオル］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆーちゃん]

グリコ森永事件を題材に…とはいえ実際の内容については本書で知りました。社会派のコミックは読んでいて勉強になります。

2015/02/10

[打倒ベース教授]

昭和の雰囲気がいい感じ。 あの女の人はホラーだった。

2014/05/14

[かずひろ]

昭和の未解決事件、グリコ・森永事件を題材にした話。この漫画では、オギリ・東亜事件となっている未解決事件の発生2ヶ月前にタイムスリップしたフリーライターが事件とかかわっていきます。ちょっと思ってた感じと違うけど、設定がおもしろいので、次巻も読んでみよっと。

2014/02/11

[ツキノ]

表紙＆裏表紙を見て「これはあの事件か！」と購入。帯の「真犯人よ、見ているか」という挑発的な文もいい。さてどのように展開していくのか、期待。

2014/01/26

[鴨の足]

グリコ・森永事件を題材にしたタイムスリップものです。 まだ一巻なんで、なんとも言えませんが、コマ割が大きいですね。 まあ、さっと読めるので、いいと言えばいいですが。

2014/01/12