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出版社内容情報
火星人、大英帝國ヲ襲撃ス!
万国博覧会開催に沸く大英帝国絶頂期の倫敦。
突如大気圏外より飛来した三脚砲台は
華の都を一瞬で地獄に変えた…!!
孤児院で暮らす少年・オリバーは混乱の中、
上流階級の少女・アリスと出会う。
押し寄せる圧倒的絶望の中で、
交わるはずのなかった二人の運命は次第に交錯し……
空想科学小説の古典が奇才の筆を得て鮮やかに蘇る!!
『菫画報』『二十面相の娘』等の作品で熱狂的ファンを持つ著者の最新作!
怪奇、活劇、そして少年少女の一大冒険浪漫!!
【編集担当からのおすすめ情報】
巻末に雑誌未収録の第零話
『そうすると決めたのだからそうするわ(さる名家の少女の決意)』を収録。
同じく巻末の漫画家・トニーたけざき氏との対談
「90年代地方漫画家なつかしトーク!!」では、
デジタル作画黎明期の試行錯誤や
次々に名作を生みだしていた90年代某A誌の内幕なども詳細に語られます!!
初めての方も、古参ファンの方も必見の一冊!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラシニコフ
22
軍人スゲー、と思ったらそうでもなくて、お嬢様が意外に意識高い系だったり、まあ絵柄は好きではない。けど、展開は超好き。 ★★★☆☆2016/03/07
眠る山猫屋
17
ウェルズへのオマージュ? だが、一筋縄ではいかない、さすが小原作品。ロンドンの暗部から物語は始まる。まだ正体の見えない侵略者と、自己保身に走る人間たちどちらが怖いのだろう。サー・ロリスのような人間もいれば、院長のような男も。少年少女(と宇宙人?)の旅は何処へ向かうのだろう。2013/09/10
JACK
11
◎ 万国博覧会開催に沸くロンドン。孤児院で子供たちのリーダーとして暮らす少年オリバーは、院長に殴られ、床下に閉じ込められた。どれだけの時間が経ったのか、気が付いて外に出た彼は、巨大な三本脚の機械が街を蹂躙している姿を目撃する。その脚は地響きを起こし、身体から生えている触手は馬車や人間を軽々と持ち上げ、その砲撃は建物を壊していく。何が起こっているのか分からないまま、オリバーは逃げる。そして、上流階級の少女、アリスと出会うのだった。火星から来たという三脚砲台がもたらす圧倒的な絶望感の中、2人の運命は…。2013/08/13
きまたよ
7
HGウェルズの宇宙戦争をベースにしているようで、舞台は産業革命後のLONDON。主人公は施設長に虐待されていた孤児と、貴族のお嬢様。突然、3本足の機械が人々を襲い喰らいだす。外殻の中は生体機械?、操るのは人間もどき(額に印があり、おへそがない)。物語はベースのものとは異なる。逃げ惑い、仲間の裏切りにもあい、行き着いた先の人々は火星人と共闘し、英国政府と交渉しようとしている。画調は「サトラレ」の、佐藤マコトさんに似ていて好み。2015/01/04
斑入り山吹
7
ブックオフで目が合う。元ネタの宇宙戦争がそもそも古いから、時代がかった設定がエキゾチックで面白い。トリビュートなら梶尾真治の「清太郎出初式」を思い出す。主人公たちの設定が話に引き込んでくれる。うむ、なかなかおもしろい、続きも手に入れよう。結末はウェルズと一緒かな?2014/12/22
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