出版社内容情報
魂の漫画家・いわしげ孝氏、遺作。
貫太郎の旧友・矢代はサンフラワー横浜店閉店の危機に際し、打開策として篠原泉(ズーさん)のサイン会を行うことに。かつての恋人と奇跡の再会を果たす貫太郎であったが…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
今年3月に逝去した、いわしげ孝氏。
病床にありながら、最後まで連載再開に向けて病と闘った同氏の最後の単行本。未完の最終巻です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
12
振り返れば、いわしげ孝は、とても地味な漫画家だった。だが彼の描くものは、表層的な地味さに反比例するかのように、強い熱情を放つ人間が出てくる物語が多い。『ぼっけもん』、『二匹のブル』、『ジパング少年』、『花マル伝』などなど、一般には知られていないかもしれないが、どれも忘れがたい漫画ばかりだ。病気療養で一旦休載を余儀なくされた『上京花日』は、1年ほど前に再開したものの、結局この作品がいわしげ孝の絶筆となり、遺作となった。(つづく)2013/11/10
り~くん先生・酒豪友の会
3
未完の完、いわしげ先生の作品とは『ジパング少年』で出会い、その熱く真正直すぎる主人公たちに励まされながら、僕自身も成長してきました。 そんな彼の遺作となってしまった本作。最後までいわしげ孝でした。 それだけに、急逝が残念でなりません。 合掌。2013/10/30
mmr193
2
連載中に病気で休載。あれからずいぶんと時間が経ったような気がする。コミックスの新刊案内に何回か載って楽しみにしていては延期。連載が再開して喜んでいたら、間もなく休載。作者の無念さを考えたら、大変お気楽な私が言うのもなんだが、結局最後まで読めなかったのはすごく残念。最後の作品、楽しませてもらいました。R.i.P.2013/11/01
arcmint
1
途中で終わってしまって残念。作者の無念を想う。2014/12/26
mori009
1
ところどころ未完成な絵が悲しい。もう続きは読めないのだなぁ。貫太郎と泉がやっと顔を合わせるシーンだけでも見られてよかった2013/11/23