出版社内容情報
戦乱の幕末に理想と信念が生まれる第5集!
奥羽列藩同盟結成直前、
仙台藩に向かった兵馬が出会ったのは、「共和政事」という理念!!
そして、パリに残された妻アンナは、兵馬と日本への思いを大きくして…!?
かわぐち かいじ[カワグチ カイジ]
著・文・その他
惠谷 治[エヤ オサム]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
9
「革命とは、人々の意識が変わること。兵馬、地球は丸いのよ。この流れは必ず日本にも伝わるわ。」遠くパリのアンナの言葉が、兵馬の胸に響いていく。そして、 兵馬は気付くのだ。この戦争の意味を。「人間は生まれながらにして自由で平等。革命とは、人々が人間に天賦されたその権利に目醒めること。」共和政事という、兵馬のその目醒めは、幕末の日本に、そして未来の日本に、いかに響いていくか。2013/06/21
ジーク
3
幕末の動乱期新しい国を目指して生きた人々の想いが生々しく迫ってきます。いよいよ舞台は奥州へ…。これからの兵馬達の生き方から目が離せません。2013/03/17
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
1
この妻にして、この夫あり。という、幕末と近代ヨーロッパでの男女の出会いから日本の未来を見る。というか、この夫婦巡り会うべくして巡り会ったという感じで、似たもの先端思想夫婦ということなんでしょうかね。今では身分からの差別でなく、金の多寡による差別が最先端ですとこの夫婦に教えたらどうなるんだろう2013/02/25
GO旦那
1
ドキドキ感、半端ない。ようやく動き出す兵馬。兵馬の存在意義もようやく見え始めてきた。しかし、現代の日本は共和制ではないなあ。兵馬達の理想はまだまだ実現出来ていない事実にも驚愕です。2013/03/01
よしQ
1
幕末の戦火は奥州へ。兵馬のやってることはちょっと青臭すぎるかなあ。その行動や想いが報われないことを読者は後世の人間として知ってしまっているので特にそう思えるのかもしれないけれど。2013/01/13