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出版社内容情報
辛辣な人生を生きる人々にキートンが遭遇!
どこかですれ違ってしまった親と子の絆…親友同士の誓い、裏切り、そして報復…人生に挫折し、すさんだ生活を送る男の再生……探偵(オプ)の仕事をこなすうちに、キートンは様々な生き様とすれ違う!!
名作との誉れ高い『MASTERキートン』が完全版として復活!!雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
13
どこかですれ違ってしまった親と子の絆…親友同士の誓い、裏切りそして報復…人生に挫折し、すさんだ生活を送る男の再生…探偵の仕事をこなすうちに、キートンはさまざまな生きざまとすれ違う!! 傑作ぞろい、クリスマスの話が来るとまた一年、筋がまた良い。「ロマンチストと現実派がくしくも同じ答えを出した。こりゃ型通りの報告書じゃすまないかもよ。」上手い具合に能力の生かし方が見つかった(見つけられた)瞬間である。「赤」の連作は冒頭がこんな展開に繋がるとはまるで思わず。「楡の木」「空へ」「靴とバイオリン」ベストは選べない。2014/06/18
pirokichi
11
同僚のおすすめ。ダニエルとの出会いを描いた「オプの生まれた日」には感激。「靴とバイオリン」も好きだった。2024/07/06
ともブン
11
他者から見たらそんなことのために命を張るなんて、と思ってしまうような事に人々は拘泥してしまう。そして意外にあっけなく人は死んでしまうのだなとも。恋や国家や信仰、それぞれ個々にとっては一大事なのだろう。今回は幼い子供時代の傷や絆や思い出から発展したお話達が印象深かった。閑話休題、すごく下らないことで恐縮だけど、156ページのクライマックスで人名を叫ぶ重要なシーンで誤植があり1993年の初出時にリアルタイムでがっかりしたのだけど今も(2012年再編、発行)直されていなくて笑ってしまった。2022/12/04
kei@名古屋
11
20年後のキートン先生が私、気になります。ってこれまたこの巻の感想まったく書いてないしwww2012/03/01
加納恭史
10
まだ午前中でも暑いな。あんまりまとめも進まないが、やっぱり面白いので二回読んだのでまとめる。最初は中国料理の蘊蓄。唐揚げや月餅は中国の革命家孫文の起源だとか。イギリス人ラディは本格的な中国料理を中国人から学ぼうとした。しかし中国人の師匠は料理を許さない。師匠の娘宋麗はラディの中国料理の腕を認め、キートンに彼の料理を食べることを頼む。唐揚げも月餅も実に美味しい。2章「聖夜の邂逅」。一つ一つの逸話が歴史的に政治の変動を描きながら。人情や愛憎がある。作家ウィントン・クラインはラリー・オースチンが生み出した。 2025/07/21