出版社内容情報
国が選んだ正義の味方は…機能するのか!?
「警察から無作為に(強制ともいう)選ばれた一般市民」によって結成された、
年齢も性別も、そして犯罪への意識もバラバラな5人のチーム。
彼らは悪人を捕まえることができるし、
あまつさえ彼ら5人の多数決によって
「有罪かどうかまで」決めてしまえる、という
画期的な制度がスタートしたのだ。
…と、こう書くと、なんだかカッコイイけれど。
実際にスタートしてみると、これが予想以上に大変だし、
かえって「正義って何なのか」が、どんどん分からなくなっていくんです。
望んでないのに徴集されてしまった
弱気な会社員・青田くんの目には
この制度は、そして正義とはどう映る…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
5
これはこれで面白いんだけど、モンジュのようにはじけていないので作者のイメージからの違和感がある。でも、本間さんが良い感じで、病んでる気配が好き。2011/06/08
JACK
2
☆ 一般市民から無作為に選んだ5人に警察官と同等の権限を与え、犯人検挙させるという「徴正令」。一般市民を強制的に正義の味方にするこのシステムたが、まだまだ市民の理解が不足している。会社の上司からは、多忙な中、仕事を抜け出す事に対して嫌味を言われ、犯人逮捕で怪我をして、年下のチーム員からバカにされ、何のために頑張るのか分からなくなった青田。彼はついに徴正令のチームを辞める決意をするが、最後の出動で暴漢に襲われた女性を救い、自分達の活動の意義に気が付くのだった。正義とは何かを考えさせてくれる物語。2013/01/27
dk4kd
2
一巻から引き続き悩んでる主人公達が良い。テーマがテーマなだけに、どういう答えを持ってくるのか楽しみ2011/07/04
はちやえいと
2
巧いなぁ。キャラクターを対比させて活かすのが本当に巧い。今回は本間さんの本性も明らかになって、ますます続きが気になる。2011/06/05
鬼若
1
同作者の正義警官モンジュほどの派手さも壮大さもないが、根幹にある主題は同じで、正義とは何かという問だと思う。 もしくはぶっとんだ女の子は可愛いという答えを明示しているのかもしれない。2011/08/01