ビッグコミックス<br> 美味しんぼ 〈56〉 恋のキリタンポ

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ビッグコミックス
美味しんぼ 〈56〉 恋のキリタンポ

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  • サイズ コミック判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784091835963
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!

▼第1話/鮎と姉妹(鮎寿司、苦ウルカ)▼第2話/餡と生きがい・前編、後編(じょう蕷饅頭、金団、金つば)▼第3話/恋のキリタンポ・前編、中編、後編(ニボト、キリタンポ鍋、比内鶏の焼き物)▼第4話/機転の鯛料理(鯛の刺身、鯛のあらの吸い物、鯛の天ぷら)▼第5話/犬を食べる・前編、後編(犬鍋、ヘビ鍋) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・夫の山岡とともに「究極のメニュー」を担当する) ●あらすじ/莫大な財産を持つ京極は、仲の悪いふたりの娘にどのように遺産分配をすればいいものかと頭を悩ませている。しかし、ふたりは仲が悪いどころか、実はとっても仲良しで…(第1話)。▼大学時代の恩師を訪ねた山岡夫妻は、将来の目標が定まらずに毎日フラフラしている恩師の息子・一良に会う。そこに、和菓子職人である一良の祖父が、一良が子供の頃好物だったという和菓子を持って現われるのだが、「餡なんて下品な味がして大嫌いだ!」と一良は家を飛び出してしまう!(第2話) ●本巻の特徴/ゆう子の兄・誠の恋の話が描かれる(第3話)。 ●その他の登場キャ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

41
私たちは他の命を頂いて食を得ないと命をつなげて行けない生き物。でも、その罪深さなどどこ吹く風。「この牛肉は安物だから臭う」「大間のマグロは脂のノリが違う」だとか、綿々と繋いできた文化の違いを無視し「犬や虫を食べるなんて野蛮」だとか、したり顔で言ってのけ、そんな自分たちの愚かさに気付かない。菜食主義者だって命を奪っている以上、その罪業は同じだ。私たちは食することへの謙虚さを、いつだって失ってはいけない。自戒として。「犬を食べる」 秋田で食するきりたんぽ鍋を焦がれる気持ちが募って止まぬ。「恋のキリタンポ」2015/08/20

再び読書

23
京極の食のルーツである鮎の話から始まり、次のエピソードでは和菓子の真髄である餡が語られる。しかし、この巻はゆうこの兄誠の結婚に関する話がメイン。ここに秋田名産の本当のキリタンポが明かされる。比内地鶏の守られ方、それを食文化であるキリタンポ鍋にどう使うかも興味深い。最後の犬や鳩を食べる文化を理解しなければ、鯨を食べる文化も守れない。動物の原罪、食物連鎖と思いを廻らす。 2021/01/17

Riopapa

10
異文化理解や西洋の欺瞞に関しては、この原作者は見識があると思う。それにしても犬を食べるために社主やら編集局長まで海外に行くとは、何とも贅沢な。2018/01/07

読み人知らず

7
きりたんぽずっと食べてない。確かにそうおいしいものでもないし。でもこれよんでたら食べたくなったなぁ。犬を食べる話はやはり抵抗があるけれど。。。2010/06/13

シーナ@食べ物漫画好き

6
56冊目 和菓子嫌い、今となっては大げさなストーリーだけど僕自身も昔はアンコを美味しいと思わなかった。やはりピンキリの両方を食べないと伝わらないかなぁ…大量生産品しか知らないなら嫌いになって当然。きりたんぽ鍋も同様、杉の木に巻きつけて炭火で炙り、比内地鶏を具にした物を食べてる人には雑に作られたのは許せないだろう。鯛鍋から鯛天麩羅と誠兄さん結婚ヘ…。犬食!これは理屈では反論できんし鯨喰いの日本人の反論としては効果的だけど犬好きには理屈抜きで不快な回だと思う反面、家畜の命を軽視してる人種に問題提起したい案件。2017/12/14

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