出版社内容情報
「あしたのジョー」に感動して、プロボクサーから漫画編集者に転身した桃井環八。実際の漫画編集を目にして…!? 話題の漫画業界コミック!!
▼第22話/おんなの溜め息▼第23話/悲しい女のままで▼第24話/おんなの涙▼第25話/おんなひとり▼第26話/男の子女の子▼第27話/駆けめぐる青春▼第28話/かざらない青春▼第29話/青春貴族▼第30話/青春のビジョン▼第31話/似合わない青春▼第32話/青春想譜●登場人物/桃井環八(ヤングシャウト編集部でアルバイトをしている元ボクサ?。通称カンパチ)、青梅広道(編集部デスク。カンパチの幼なじみ。通称ヒロ兄ィ)、目白通代(編集部の紅一点。仕事に燃えるキャリアウーマン)●あらすじ/ヤングシャウト編集部の紅一点、目白通代は、担当作家である甲州から、女とは本音で仕事ができない、担当を代わってほしいと言われてしまう。落ち込んでいる目白を元気づけようと、カンパチは、目白自身が「いい関係を保っている」という作家・青山のもとへ連れていくが…(第22話)。▼青山の仕事場で、疎井編集長と三京に、担当からはずれろと命令された目白。理由を問いつめる彼女に、疎井編集長が返した回答は…(第23話)。●本巻の特徴/第3巻は、青年コミック誌における女性編集者の苦労と、同人誌における表現の自由について重点がおかれている。●その他の主な登場キャラクタ?/甲州(第22話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オズ
3
夏に開催される大規模の同人誌即売会へ行くシーンがある。なぜか東京ドーム。カタログが入場券になっている。3巻になりいろいろやって慣れてきたのか絵もゆるっとギャグ風味のところが増えてきた。というより2巻まではかろうじてリアルな作風だったが、即売会の場面で完全にギャグ漫画になってしまった!!羽生生純『恋の門』にも石の漫画作家が出てくるが編集王の方が4年ぐらい早い。作者がオタクの生態に疎いせいか「やおい」の用法が明後日の方向だけどわりとどうでもいい。2019/10/06
コリエル
3
男女同権なかなか難しい問題。少女漫画誌にヤローが行っても同じ扱いを受けそうな気もするし。そしてコミケに攻め込み好き放題のカンパチ。二次創作同人誌を剽窃者として切り捨てる姿勢は土田世紀の一次創作者としてのプライド故だろうか。2015/10/02
yom
2
古い漫画だから仕方ないとしても、いま読むとカンパチだせー。2021/10/07
ナス隊長
2
「好き」を「仕事」にすること。自分の個性、人格、能力が、その現場にあっているかどうか、まったく考慮せずに飛び込むということ。「好き」を「仕事」にしようとしている人は2巻から読んでほしい。それにしても、見開きの「キャンデイ」の破壊力は凄まじく、そりゃあ飛び込むさと思わせるに十分なもの。そしてエロ同人誌に対する物議をかもした某発言もある第3巻。同人側が十分描けているとは思えないけれど、だいぶ配慮のある描き方ではあった。このまなざしを忘れてもいけないと思う。2013/01/05
阿輸迦
1
アマチュアマンガマーケット、略してマンケ。主人公・カンパチが、説教をたれてちょっとうざい。表現は自由と思う。2017/03/15