出版社内容情報
平凡なサラリーマンであった富沢琢矢は、母親の借金の保証人になったために、100億の借金を背負う。100億の価値を持つ男となるべく、自身の人生を久我山天善に売るが……。テレビドラマ化もされた人気作!
▼第1話/痛恨の一撃!▼第2話/失意の果て▼第3話/悪意の華▼第4話/遊びの時間▼第5話/沙貴の野望▼第6話/“東洋の奇跡”たち▼第7話/ミッドナイトゲーム▼第8話/富沢、激昂(げっこう)す!▼第9話/苦悶に満ちた復讐▼第10話/ホテル・ジャポネ跡▼第11話/前島家の娘●登場人物/富沢琢矢(平凡な会社員であったが、母親の保証人になったために100億の借金を背負い、久我山天善に自身の人生を売る)、久我山天善(久我山グループの会長。財界の大物)、久我山沙貴(久我山天善の娘)、楊美娟(中国人実力家)●あらすじ/琢矢がかつて勤めていた東都物産を倒産させることで手に入れた、対中プロジェクトが本格的に始動し始めた。だが同僚であった村田に刺されてしまい、入院生活を送る琢矢。現場復帰を願う琢矢の元に沙貴が見舞いに訪れる。いつもとは違い、別人のように優しい沙貴の態度に琢矢は驚きを隠せないでいた。沙貴が帰った後、楊の部下が写真週刊誌を持ってあわてた様子で現われた。そこには何と、楊と琢矢の密会がスクープされていたのだ(第1話)。▼楊と琢矢のスキャンダルは、楊の失脚、村田の自殺未遂を招いた。さらに、楊の失脚で対中プロジェクトは暗礁に乗り上