出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!
▼第1話/黒いマスコミ王・1?6(水キムチ、蔘鶏湯、じゅんさい胡麻豆腐、落としハモ、ハモ造り、ハモの照焼、ハモの真蒸、ハモの八幡巻き、ハモとマツタケの椀、イタリア風ドーナツ)▼第2話/部長昇進!(酔っぱらい海老)▼第3話/団の弱点・前編、後編(うずらの丸の椀、うずらの丸焼き、うずらの卵トリュフソースがけ、うずらの卵の目玉焼きキャヴィアのせ、フォアグラのソテーうずらの黄身塗り) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/極亜テレビの金上社長が、年老いた大原社長の叔父をだまして、なんと東西新聞社の株30%を買い占めてしまった。金上は、1年ほど前に父親の跡を継いだばかりの冷酷無比な若手社長。自身の極亜テレビでは、低俗で俗悪な番組で視聴率を稼ぎつつ、社内では完全な恐怖政治をしき、気に入らない者は容赦なく切り捨てている。もちろん、大原社主以下東西新聞社の社員は、悪名高き金上の新聞社経営介入
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
40
急に政治色を強める第50巻。大悪党・金上登場。頭脳明晰(?)の悪党、見るからに悪党、言動のすべてが悪党。本当に悪党なら善人のお面を被ってるくらいの方がそれっぽい気がするけどなぁ。金の力にもの言わせて周りの人を屈服させるような、結局は敵に回すようなやり方を弄していては、本懐であるところの悪事も遂行しにくかろうに。雄山に恥をかかされたと言っては逆恨みし、士郎のかけた罠に簡単にハマり狼狽える姿は、何だか小悪党。2015/07/01
再び読書
28
徐々に海原雄山との緩やかな和解が進むなか、新たな敵役が登場する。最初の登場時に山岡に吐瀉物を浴びせられる屈辱にも全くめげず、下衆に東西新聞に関わる人々と海原雄山に喧嘩を売ってくる。流石に国際チーズ協会の下りは胡散臭い事この上ない。この危機に仲違い親子が図らずもタッグを組み、金上を打ち倒していく。2020/05/23
うずら
8
50 巻黒いマスコミ王 夫の本棚より拝借 東西新聞の乗っ取りの話でかなり退屈 大好きな海原雄山もあまり出てこなくてちょっとハズレ 猛暑もあって読書が停滞、やーっと読み終えた きっとネタ切れでこういう展開になったのねーと思ったら 美味しんぼの最終巻って111巻だったのね💧2025/08/08
Riopapa
6
典型的な悪役が出てきたが、どうってことなさそう。それにしても、食べられそうにないものばかり。2016/08/10
eucalmelon
5
悪役の魅力は、強くて縛られるモノが無くて、クール。金上は、冒頭から弱みを雄山に晒すとか、以ての外。悪役の風上に置けん奴。東西新聞を乗っ取るなら、一気呵成にやるべし。ちまちまやって、逆襲を縦すとはね・・・。2022/04/01