ビッグコミックススペシャル
うずまき

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  • サイズ コミック判/ページ数 656p
  • 商品コード 9784091832429
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

74
総ページ数650以上、本の厚さ約4cm。漫画を読むために栞を使ったのは初めてです。ヒイィィィ!!!!と悲鳴が出る最恐のホラー漫画なのに、著者の視点にユーモアを感じるところも多く、笑うことも度々。これは名作。解説の佐藤優さん、伊藤さんとは「憂国のラスプーチン」以来のお付き合いでしょうか。次はそっちも読みます!2021/02/21

keroppi

70
うずまきに呪われた黒渦町。その町で起こる奇怪な事件。全て、うずまき🌀。その奇怪さは、どんどんスケールを増していき、禍々しさも度を越していき、人間はねじれ、空間もねじれ、とんでもない世界になだれこんでいく。その醜悪さと、主人公桐絵の可憐さのバランスは、まさに伊藤潤二。巻末に、佐藤優の長文解説があり、マルクス「資本論」まで持ち出して、この漫画の寓意性を論じていくが、そこまで言わなくても、この漫画が人間の心と集団の危うさを表現しているのは明らかだ。私の頭の中にも渦が巻いている🌀🌀🌀2023/07/06

さくりや

19
伊藤潤二展が開催されると聞いて。面白かった!前半は作者特有のシュールな台詞回しに笑いが止まらなかった。台風が上陸してからの後半は人間の狂気に由来する負の連鎖に悲哀すら感じた。変わらずお互いを思いやる桐絵と秀一が健気。「私は彼らを"ヒトマイマイ"と名付けようと思う‼︎」じゃないのよ笑。集団心理に流されず家族と恋人を思い続けた桐絵と、なんだかんだでそんな彼女を助ける秀一の最期はあれで良かったのだろうか。安らかであるよう願う2024/04/06

501

18
一度手放したがこのうずまきに飲み込まれていく狂気が忘れられず再購入。舞台はうずまきの呪いにかかった町。住人はうずまきの形状に見入られ、人間が蝸牛化(ヒトマイマイ)し、額に空いたうずまきに自身の身体が飲み込まれる。町中心部にある池は台風を飲み込む。形状と観念からアプローチと分析されたうずまきが様々な形で表現され、グロテスクな描写の向こうに人間の意識の深いところに繋がっているものを感じる。読後の感覚は、まさにラスト町民が巨大なうずまきに恍惚な表情で見入られる、そんな感じ。2017/08/14

猫路(ねころ)

17
一気に読んだ、凄い創造力、うずまきの力強さは歴史へと変わっていくんだ。2024/11/13

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