出版社内容情報
酔いどれ幇間の本格ミステリー漫画、初御目見得!
時代は昭和初期。東京向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー漫画が満を持して登場!
日本橋の大商店「和田宗」の次男坊・宗次郎は、”仕事よりも遊び”の毎日を送っているが、その座敷遊びで知り合ったのが幇間の舎六。この男、幇間のくせに大酒飲みで、気に入らない客には怒鳴りつけたりする鼻つまみ者だった。
だが、その実この舎六は天才的な頭脳の持ち主で、向島を舞台に起こる難事件を次々と解決していく! 昭和版「ホームズ&ワトソン」よろしく、舎六と宗次郎の2人が大活躍する8作品が入った待望の第1巻、とくとご覧あれ!
青木 朋[アオキ トモ]
著・文・その他
上 季一郎[ウエ キイチロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
24
昭和初期の花街が舞台。ボンボンの若旦那と、幇間(太鼓持ち)のコンビが謎を解きあかす。小粋な振る舞い、和の装い、人情あふれる風情が面白い。ちょっと歴史の勉強にもなるし、和歌や俳句の勉強にもなる。知らなかったことがいっぱい。2014/03/01
珂音
11
あぁぁもう・・・若旦那ってば甘過ぎ! もっとびしっと縁を切らなきゃいつまでもつけ込まれてたかられますぜ 酒癖の悪い幇間が酒にありつくために若旦那にお手柄を立てさせる・・・ん?毛利探偵とコナン君の関係??2012/03/12
十六夜(いざよい)
6
お人好しの若旦那と太鼓持ちの遊び人の舎六。自分の推理を若旦那におっかぶせ、事件を解決していく。人情味溢れる下町な感じが新鮮。表紙からてっきり探偵は若旦那の方かと思っていたが、なるほど幇間とは芸者を盛り上げる太鼓持ちを指すのか〜知らなんだ。2014/08/23
山茶
6
絶妙な推理漫画ですね。これは続巻が楽しみです。2011/04/04
ハルマル
4
本業では厄介者の舎六は名探偵。日本文化が謎解きの鍵になっていて、粋。題名通り洒落の効いたミステリ。2017/09/02