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出版社内容情報
最後の研修先、「移植編」。待望の第8集!!
他人から他人へ――。
斉藤から赤城への腎移植を諮る倫理委員会は
いよいよ大詰めを迎えた。
斉藤は最後の力を振り絞って
ひとつの言葉を繰り返す。
「僕は医者です……
赤城さんを助けたいだけです…!」
世界を変えるのは
いつでもたった一人の情熱だ。
医療とは何か、医者とは何か。
最後の研修先で斉藤が見つけた結論に
ついに審判が下る。
はたして、世界は変わるのか。
目次
第55話 敗者
第56話 死に顔
第57話 医者の原罪
第58話 カオリと美和
第59話 結論
第60話 手術
第61話 摘出
第62話 縫合
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
11
ついに倫理委員会の合意を得て腎移植を行う事になった斎藤先生と赤城さん。隣り合う二つの手術室で一気に行われる腎移植。まるで手術そのものを見ているような詳細な内容でスピード感が伝わってくるようだった。赤城さんの姉は結局どうなったら満足だったんだろう。赤城さんが苦しみ続けていれば満足なんだろうか。皆川さんの愛情は危うさと紙一重でなんだか怖い。2016/11/02
ぐうぐう
8
臓器移植における倫理を問う委員会の中で、それぞれの立場でそれぞれのイデオロギーが議論されていく。その理屈は、なるほど、確かにある種の説得力を持っている。しかし、その議論に対して斉藤は、馬鹿のようにたったひとつの言葉を繰り返す。「僕は医者です……赤城さんを助けたいだけなんです……」。そのシンプルな感情は、シンプルであるがゆえに、危うく、同時に揺るぎのない強さを秘めている。2010/05/10
笠
5
3 ついに、決行される移植。移植までに物凄いハードルがあっただけに、移植手術では特にトラブルなし。英二郎はもちろん全然共感できないけど、皆川にもそんなに共感できない。移植手術は通常、プライバシーの問題でドナーが誰かわからないように秘匿されているのに、この場合ははっきり分かっているからなぁ。2020/05/10
まつじん
5
腎臓の移植しちゃうんだ~2019/08/17
Sayaka
4
KindleUnlimited。移植、やってしまうんか~!?ということで、登場人物全員がぶっ飛んでて誰にも共感できないのが面白い。倫理委員会、機能してないよな。2022/10/11