出版社内容情報
香山雄太郎は、ロビンズの4番を打つプロ野球選手。こよなく野球を愛する彼を中心に展開するロマンチックストーリー!!
▼第1話/12回裏の大噴火▼第2話/初勝利の夜▼第3話/塩田クン大抜擢▼第4話/猿渡の過去▼第5話/二遊間の決闘▼第6話/勝利への疾走▼第7話/はらぺこ雄太郎▼第8話/はらぺこリカ▼第9話/名取“香世乃”●登場人物/香山雄太郎(プロ野球チーム、サザンクロスの選手)、香山リカ(香山雄太郎の妻、資産家・万里小路家の3女で、日本舞踊の名取)●あらすじ/対ドルフィンズ戦ではいつも大竹選手に打ち込まれるサザンクロスのエース中条。しかし、大竹が中条の手首の筋から玉筋を読んでいることを知った中条はグローブで手を隠して投げる。そして大竹を打ち取り、香山のホームランで同点に追い付くことができたサザン。一打サヨナラのチャンスという場面で中条をアニキと慕うキャッチャーの犬丸に打順が回ってきた(第1話)。▼サザンクロスが初勝利を収めた次の日、香山は犬丸からサード・猿渡が元陸上選手で、オリンピック候補にまでなっていたことを聞き出す。一方、セカンドの鳥居坂が全治3週間の足のけがで休む間、控えの塩田がセカンドを守ることになる。大抜擢に喜ぶ塩田は、ドルフィンズとの試合でも執念の守備を見せる(第3話)。▼香山にオリンピックの話題を持ち出され泣き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
4
サザンクロスのエースの次は、元陸上選手の猿渡にスポットが当たる。ドーピング問題で陸上界を追われたらしい猿渡。猿渡の涙の裏にあるトラウマの真実とは?こういう人情噺も上手いなあ…ってのが細野不二彦だと思う。いっぽうで雄太郎の妻のリカは少しずつ鹿児島で足場を作っていく。知らないところに急に放り込まれて大変だよなー。この巻の最終話では日本舞踊の名取として水戸黄門みたいな活躍をみせるリカ。水戸黄門なプロットだから、教室のベテラン先生がかわいそうなくらい小物キャラに描かれている…(笑)2020/10/06
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