感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
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王道楽土という夢に翻弄され、満州という歴史を体感した夫婦の物語。甘粕正彦など、実在の人物を絡めながら、この漫画は、満州そのものを描こうとしている。たった１４年で消滅した満州国は、そのわずかな時間の中で、人間と国家の欲望を極限までにスパークさせたゆえに、必然として悲劇を導いていく。その激動の場所で生まれた運命の子が、第２巻の主人公となるようだ。2009/06/08
