出版社内容情報
17年間1勝もできない中年プロゴルファー、織金こと織部金次郎が、周囲の人々に支えられながらトーナメントに挑戦していく姿を描くペーソスあふれる物語。原作者・武田鉄矢自身の監督・主演で映画化もされた。▼第1話/土下座▼第2話/史上最低の作戦▼第3話/一本の線▼第4話/ケガの功名▼第5話/迷える子羊▼第6話/試練▼第7話/一杯のビール▼第8話/いざ沖縄▼第9話/まずい酒▼第10話/アゲイン▼第11話/女はサ行
●登場人物/織部金次郎(17年間で1勝もできないプロゴルファー。現在は脇田ゴルフ練習場のレッスンプロ)、桜井桜子(織金を居候させているスナック「バーディ」の娘)、勝田修造(織金からレッスンを受け、さまざまな恩義を感じているヤクザの親分)●あらすじ/トーナメント出場の機会を得られない織金を見かねた勝田は、スナックで知り合ったプロゴルフ協会名誉会長の東郷に直訴。だが織金以外にも出場機会のない数多くのプロたちを見て、自分の甘さを悟る(第1話)。▼東郷の言葉「病気の選手が出たら織金を出場させる」に希望を抱き、勝田たちは東郷とともに「バーディー」にきたプロゴルファーを病気にしようと画策。だが織金に止められる。欠場者がでるかもしれないからトーナメント会場で待機しろという東郷に従った織金は、東郷の孫の欠場で出場が決定する(第2話)。▼予選1日目は調子の良かった織金だが、野宿がたたって決勝進出に1打足らず落選(第3話)。▼脇田ゴルフがネット修理で2週間休業。体の空いた織金はマンデーに出場し、予選進出を決める。マンデーで同じ組になったハイリが泊まる場所のない織金に、無料のホテルを紹介するといって連れてきたのは、なんと教会だった(