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出版社内容情報
▼第23話／技術と幸せ▼第24話／検査入院▼第25話／紛糾▼第26話／線路脇▼第27話／前夜▼第28話／陽の当たる場所へ▼第29話／矜持▼第30話／脳死
●主な登場人物／斉藤英二郎（永禄大学附属病院の研修医。現在、最後の研修先・泌尿器科で研修中）
●あらすじ／斉藤からの腎臓提供の申し入れをついに受け入れた赤城。彼らの訪問を受けた移植医・近藤は、改めて提供者・受容者双方が移植を望んでいるのかを確認し、2人ともに合意していることを告げる。だが、赤城は「近藤先生にも覚悟はありますか？」と逆に質問を投げかけてきた。それは、前例のない他人同士の移植をして、大学病院を敵に回す覚悟はあるのかという意味で…（第23話）。
●本巻の特徴／永大では前例のない“全くの他人同士の移植"のための準備が始まった。検査入院、泌尿器科の症例検討会議、そして病院全体の倫理委員会…。徐々に手続きが進む課程で、斉藤はある“事件"の存在を知る。それは過去に永大で起きた移植にまつわるスキャンダルだった――!!
●その他の登場人物／赤城カオリ（永大附属病院の看護師。手術部勤務。斉藤にとっては先輩に当たる。幼少の頃にI型糖尿病を発症した）、皆川（斉藤の恋人。永大附属病院の看護師。NICU［新生児集中治療室］から最近、脳外科に異動）、近藤ムツミ（永大附属病院泌尿器科の医師。斉藤の指導医）、近藤〔夫〕（近藤ムツミの夫。泌尿器科兼先進移植医療が専門の、いわゆる移植医）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カザリ
39
自分の家族が脳死になって、臓器移植をせがまれたら、と考えた。というか、脳死になって延命になったとたん、それを辞める決断を考えた。費用もかさむなかで、寝ているようにしか見えない家族、その命を終わらせることできるのかな。。と、無用に悩む。でも、もともと延命している時点で死んでいるんだと、思うしかないかな、と思う。その当たり前の結論にどれくらいの時点でたどり着けるのだろう、、とか想像するだけで、疲れ始めたので、やめます。この巻まではホテルでただ読みでしたが、全巻さきほどネット購入。微妙に気になる展開。。あいかわ2014/09/17
紫陽花
7
■電子書籍（読み放題プレミアム） お次は脳死患者に対する臓器提供が論点に...。 正直、脳死を人としての死と判断するか、だったり、臓器提供を望むか否か、は考えてもまったく答えが出せないです。 例えば、自分の大切な人がそういった状況に置かれたら...？自分だったら...？いずれも答えは出せないです。2019/04/13
十六夜（いざよい）
6
斎藤と赤城の間で腎移植する事になり、二人は様々な検査と移植学会の承認を得るための審査を受ける事に…。ＩＣＵに移った皆川にも新たな試練が。自分の子供が脳死判定されたからといってすぐに移植に頭を切り替えられる人なんていないと思う。脳死とは人としての死なのか？結論の出ない難しい問題。2014/06/11
まつじん
5
うおー、さすがのドロドロ、皆川さんも参戦だ。2019/08/14
龍田
5
斎藤、赤城の移植の話と同時に脳死患者の移植についての話。一般の人には植物状態と脳死の違いなんてわからないよな。2014/03/06
