出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!
▼第1話/フランス料理とラーメンライス▼第2話/天日の贈り物(アジの干物)▼第3話/東西うどん合戦▼第4話/美味しい暗号(アワビのシャブシャブ)▼第5話/親子のきずな(親子丼)▼第6話/灼熱のお茶(水出し玉露)▼第7話/「究極」の弱点・前編、中編、後編(鶏のボンボチの串焼き、ギンナンご飯、カツオの中落ち) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/科学部・平川が山岡たちに、いいフランス料理店を紹介してくれと頼んできた。実は最近、お金持ちの令嬢・季理子と付き合い出したのだが、普段はラーメンライス専門の平川には、彼女をつれて行けるような店の心当たりがない。おまけに、メニューやマナーの知識もないので、デートに付き合ってくれないかという。そしてそのデート当日、平川の顔を潰さないようにしながら、フランス料理店での作法を教えて行く山岡だが…(第1話)。▼猫好きの小泉編集局長が新しい子猫を手
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
35
「究極」が「至高」に負け続ける理由。憎き雄山への対抗心が強すぎるあまり、材料自慢、技術自慢を繰り返し続け、人を喜ばせたいという心を置き去りにしていた士郎。本質に立ち返ると、自ずと素材に施す仕事の無駄は省かれ、料理はシンプルになる。まず人をもてなしたいという気持ちがなくては、その人の心を動かすことなど出来ない。「『究極』の弱点」2014/12/08
再び読書
22
干物のところを読んで、日本は食品ですら工業製品のように生産していることが再認識させられる。安全と美味しさは生産出来ない事を理解する必要がある。アワビのシャブシャブは食べてみたいと思う。この巻から団社長が登場し、料理対決、恋路と物語の幅が付け加えられる。2014/05/10
抹茶モナカ
13
グルメ漫画の第29巻。究極のメニュー作りの話もあったけれど、人情話をコミカルに描く話も収録。海原雄山のちょっとラスボス感のある威厳もチラッと出て来る。ボケボケ読む。これも、やはり、町の古本市で1冊10円で入手。機会があれば読みたかったので、正月休みにボケボケ読む。2020/01/04
不自他
12
三谷さんの赤ちゃんの誘拐騒ぎ(親子丼回)は子供の頃コンビニコミックで読んだ馴染み深い話。不妊が社会問題だと知った今読むと胸が痛い。美味しんぼの優しい部分が詰まった佳作。/団社長が初登場。彼の意向で、週刊タイムの究極VS至高の連載が中止の危機に瀕する。これまでの対決を振り返り反省を経て、団社長と向き合い料理で満足させる展開。美味しんぼの根幹は京極さんを満足させた頃から変わっていない。
ひじり☆
11
親子丼大好き❤栗田さん玉の輿か!?2019/04/03