出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作！！
▼第１話／タイのタイ（鯛の頬の肉、鯛の胸ビレの肉）▼第２話／おめでたい病気（フカヒレ、タピオカ）▼第３話／グルメ志向（ゴマ豆腐）▼第４話／究極VS至高 菓子対決!!・前編、後編（干し柿、柿の羊かん）▼第５話／江戸の味（ネギマ）▼第６話／世界を包む（カキの清蒸、ペキンダック、カバブ、プルコギ、ベトナム風春巻き、トルチーヤ）▼第７話／猿蟹合戦（柿の葉茶、握り飯、冷酒、焼きむすび、揚げむすび）▼第８話／カレイとヒラメ ●登場人物／山岡士郎（東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当）、栗田ゆう子（東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する）、海原雄山（名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父）●あらすじ／今日は大原社主主催で行なわれる新年会の日。だが、大原にはひとつの懸念があった。大原の幼なじみである大河がやって来るのだ。大河は大金持ちで、大の食通気どり。子供のころからお互いに反目しあっていた仲だけに、新年会の料理にケチをつけにやって来るに違いない。やがてやって来た大河は案の定、見事な明石の鯛を持ってきて、最高の鯛料理を食べさせてや
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
14
タイのタイから始まり、菓子対決では甘さの基準が、柿の甘さと書かれ柿好きではないぼくは少し混乱をする。ただし、甘さに対する憧れについては、先人の知恵に感心した。ねぎまの殿様も面白い。しかし、秀逸なのは「猿蟹合戦」手の込んだ仕掛けがユニークである。ぼくもこれくらいの諧謔を身に着けたいものです。2014/04/17
不自他
10
『グルメ志向』は地味ながらも名作。「真正な食物の提示」という『美味しんぼ』の根幹を示している。食べ物に限らず、「金に任せて物事を制覇した気になる人」に辟易するのは至極もっとも。ただ、悲観するあまり本物を作り続ける人や本物の存在を見失うのも問題。/第12回･菓子対決はより発展した内容で再戦して欲しかった。和菓子対決･ケーキ対決などが見たかった。
読み人知らず
9
富井副部長・・・。すぐに冷静さを失う、でもあなたが好きです。2010/05/22
シーナ@食べ物漫画好き
8
26冊目 至高の干し柿VS究極の柿羊羹。ねぎま鍋。包んで美味くなる料理､トルティーヤとか美味そうだなぁ熱々で辛いのを食べてみたい。猿蟹合戦でおむすび対決。練り胡麻やペーストを使わないで胡麻豆腐を作ってる店は少ないはず2017/07/24
ユイ
8
癖が強く、根性曲がりの人でも目の前で握られたおにぎりにケチをつけるような野暮はしなかったか。どんな大学に入ったか、ではなく入った大学で何を学んだかの方が大事だと思うのですが。2010/09/03
