ビッグコミックススペシャル 冬の動物園

谷口ジロー

小学館（2008/03発売）

• サイズ コミック判／ページ数 230p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091818508
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Ｊ７（読メ低浮上中）]

漫画家、故・谷口ジロー先生の半生を基にしたということで読んでみたかった作品。京都の織物問屋で就職、しかしそこの社長令嬢のとある事件に巻きこまれ退社し、東京へ行くとなりゆきで漫画家のアシスタントに。言ってみれば谷口ジロー先生の漫画家になるまでの道、というストーリーですが、これがギラギラしたところのない実に静かな味わい。谷口ジロー先生の精密な絵で描かれた昭和の東京を舞台に、昔の日本映画のような人情物語が進んでいく。どこまでがノンフィクションかは分からないですが、漫画家の自叙伝として読んで面白い作品だった。

2017/12/08

[阿部義彦]

2005年～07年にかけてビックコミック増刊号に間欠的に書き継がれて完成された青春物語。全7話。昭和41年が始まりで、初めての職場を辞めた少年がひょんな事から上京して漫画家のアシスタントとして慣れないながらも生活する物語。多分に自叙伝的な要素が有ると思われる。当時のフーテン族、サイケ、フォーク等何より漫画がガロやCOMが話題になり、つげさんの『ねじ式』の話題が出るなどまさしく自分も経験したあの頃が蘇ります。女性を描くのも上手くなりましたね、初めての恋人を巡る熱い思い、素敵なオープンエンディングでした。

2024/01/11

[あび]

あまり有名なタイトルではないようだ。半自伝的な内容であるので、話自体はかなり地味。だけれども、夢を抱き、それに突き進む姿に惹かれた。

2017/03/31

[江藤 はるは]

When you wish upon a star Your dreams come true

2020/06/10

[まつじん]

自伝ですよね、でも二人のその後がとっても気になります。

2016/09/04