出版社内容情報
東京で就職したくて出来なかったUターン組の新マイ教師・中山朝生。東京へ戻ることを夢見る、地方高校教師の葛藤!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あぶらや
19
この作品は30年前にビッグコミックに連載されていた。当時はビッグコミック系は全て読んでいたので連載で読んだ。当時も大好きな作品だったが今読むと更に味わいが深く感じられる。 故郷に戻って教師になるも大学時代に過ごした東京への想いを絶ちきれない日々のなかで過ごす主人公。ドラマチックな展開は無くも日々過ごす3年間で徐々に心に変化が訪れる。 近藤よう子さんの作品はみんな大好きだが、そのなかでもこの作品は傑作に入るのではないかと思う。 2019/09/10
ぶんぶん
18
【再読】さて、後編である、結局、結婚を選択する主人公、それに伴い大家さんの今後の話、次男の家族と同居するのだけれど、良い人らしく心配はない。 主人公の家族とも徐々に打ち解けて行く恋人もー、爽やかに明日を目指す良い終わり方だった。 人づきあいが一番と言うお話しでした。2024/12/14
ぶんぶん
6
【再読】教師になって三年半…いろいろな事があったけど、いよいよ結婚する事に…仕事の事、家庭の事、悩みは多い。 しかし、悩みながらも進んで行く。 三年半の下宿で大家さんとの交流、その、「回り道」も大切な時間。朝生の明日は希望に満ちている、自信も着いてきた。 近藤ようこ、泣かせるドラマです。 画は巧くないけど味がある。2014/11/11
袖崎いたる
4
人生である。家族である。恋愛である。結婚である。自立である。大人になることはひとりになること、なのだと。2019/12/17