出版社内容情報
酒とバットをひっさげて一打席に命を燃やす景浦安武の代打屋人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
▼第1話/どん底▼第2話/1/130▼第3話/暗転▼第4話/夢をのせて▼第5話/溌溂90番▼第6話/江戸前采配▼第7話/1.5インチのドラマ▼第8話/華の華▼第9話/星に酔う▼第10話/アルプスの虎●登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」店主)●あらすじ/'92年、オープン戦が始まり、各チームの主力選手は最終調整に入っていた。しかし、20年目を迎えるあぶはスランプに悩まされ、あぶ抜きの優勝は考えられないホークス首脳陣は頭を痛めていた(第1話)。▼不調のまま開幕を迎えたあぶ。しかし田淵監督は迷わずあぶをスタメンで起用し、あぶは監督の期待通り4打数3安打と大活躍する(第2話)。●本巻の特徴/これまで大きなケガは経験したことのないあぶ。しかし本巻では開幕戦で腰を痛め、約1か月間欠場する(第2話)。また、'79年のシーズンには達成できなかった5打席連続ホームランに再度挑戦している(第7話)。●その他の登場キャラクター/オリックスブルーウェーブ・高橋智
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
205
あぶさんの第50巻は、プロ20年目のシーズンを迎える景浦に異変と危機が訪れますが、でもあぶさんは決して負けませんよ。『どん底』景浦はオープン戦で打率が30位、本塁打も2本と不調で最後の試合も外野の定位置の飛球で終わり田淵監督は「重症だな、あぶ」と呟く。『1/130』景浦は近鉄との開幕戦に4番レフトで出場すると野茂投手から第1打席で内角直球を、第2打席で内角フォークをレフトスタンドへ2打席連続HRする。三打席目はライト前ヒットで最後は三振だったが4打数3安打で1人で4打点を叩き出してチームの勝利に貢献する。2022/04/10