出版社内容情報
▼第92話?第102話/サラリーマンくん(1?11)
●主な登場人物/丑嶋(闇金「カウカウファイナンス」社長、23歳)
●あらすじ/33歳・妻子ありの小堀は、中堅医療機器メーカーの営業マン。実直で不器用な彼は、上司からパワハラに遭い、営業成績で上回る後輩からは軽視される日々。連日の残業と帰って寝るだけの日々に疲れ果てていたが、子供の笑顔を支えになんとか頑張っていた。一方、そんな小堀が唯一本音を言い合える同期・板橋には、丑嶋からの借金があり…(第92話)。
●本巻の特徴/丑嶋の次なる獲物は中流階級のサラリーマンに決まった! 背筋も凍る戦慄の新章“サラリーマンくん”編始動!!
●その他の登場人物/小堀(医療機器メーカーの営業職。大学時代はカメラサークル所属。妻子あり)、板橋(小堀の同期で、唯一本音を言いあえる社員。裏パチスロにはまり、カウカウファイナンスに借金あり)、志村課長(小堀の上司。売り上げの上がらない小堀に、何かと辛く当たる)、戸越(小堀の後輩。若いがトップセールスマン)
真鍋 昌平[マナベ ショウヘイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
50
サラリーマンくん編スタート。医療メーカーの営業をしている小堀は、課長からのパワハラに悩んでいた。この仕事を辞めてやる。悪友の板橋は、小堀を出会いカフェや違法ギャンブルに誘い、金を貸してくれてとせがむ屑である。ただ何でも話せる人間でもある。自分の時間を切り売りし、家庭では奥さんと息子が実家に帰省し、何のために生きているのか分からなくなってしまう。自己啓発の本を買っても、答えなんてのってない。なぜ、追い詰められて仕事をし、家庭を過ごし、お金に苦しんでいるのだろう。今のところはウシジマくん関係ないので、次からか2016/11/23
みゃーこ
46
サラリーマンの憂鬱さ。「かけがえのない人生を切り売りし、少しずつ擦り減っていく。」という小堀。「毎日の生活に追われてヘトヘト。何も考えられない。自分が心の底から欲しい何かを探すための大切な時間をくだらない消費の喜びで使い倒し、ギャンブルでそれを取り戻そうとして破滅していく板橋。誰にも評価されない育児というアンペイドワークに埋没し「自分」の輪郭の曖昧さに憂鬱になる主婦。それぞれが抱える鬱屈と虚無感と漂うその退屈な空気…。その臭いを嗅ぎつけた時、「闇」は常に侵入する。2013/08/20
PSV
24
俺の人生はいったいなんなんだろう? 病院に行って医療機器を必死に売ってる。 しがないサラリーマン。 俺自身、 会社に大切な時間を売っている。 毎日悩んで、迷って、 少しずつすり減って、 もう二度とないかけがえのない人生を売っている。 ★★★★★ サラリーマン残酷物語。板橋のダメっぷりに惚れる。2012/06/28
Hammer.w
14
サラリーマン。自分もだけど、どこかで日々のイライラを溜め込んでいる。きっと隠れて吐き出している。パチンコ、競馬…興奮して一発逆転トライしたい。読むたびにヒットかフォアボールで良いと勉強させてくれます。人生の教科書です。2019/10/07
ワダマコト
11
これもサラリーマンの現実。2014/07/19
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