出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!
▼第1話/奇妙な皿(ザーサイと雲南茶のお茶漬け)▼第2話/山の秘宝(シメジのソテー、マイタケのトリ鍋)▼第3話/マツタケ・ドリーム(マツタケ)▼第4話/蒸し焼き勝負・前編、後編(マナガツオの清蒸、乞食鶏、タンドーリ・チキン、子羊の塩蒸し、アワビの塩蒸し)▼第5話/カニカニ大合戦(蟹料理)▼第6話/カキの料理法・前編、中編、後編(牡蠣料理)▼第7話 /真心の正月(トチ餅) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/ある日、山岡たちと一緒に骨董店を訪れたゆう子は一枚の皿に魅せられてしまった。山岡の見立てによると、この皿は“万暦赤絵”と呼ばれ、明代中国の逸品。ゆう子にはとても手が出せないような高価なものなのだが、店主はなぜか、ゆう子の言い値で良いという。「理由はわからないが、この皿があんたに買われたがっている気がした」からだそうだ。この皿を自室に飾った夜、ゆう子はある夢を見た…(第1
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
15
一度食べてみたい乞食鳥、いまじゃあ立派な差別用語かも知れませんが、究極の蒸し焼き勝負に発展する料理。そういえばタジン鍋も蒸し料理の器だと気づく。当時はまだ本格的なインドのカレー屋が無かったのでタンドリーチキンもあまりイメージできなかった。しかし、この巻の圧巻なる主題は「カニカニ大合戦」です。マッドクラブも、上海蟹もまだ食べていません。涎が出そうな蟹料理のオンパレードです。2014/02/22
ひじり☆
11
カニの味比べしたい‼2019/02/23
不自他
10
第7回・蒸し焼き対決と第8回・牡蠣対決を収録。/蒸し焼き対決はわざわざ勝負にする必要が無かった気もする。/牡蠣対決は歴代勝負の中でかなりお気に入り。「鮮烈(究極)VS洗練(至高)」という構図は他の勝負でも見受けられる(17巻・エイ対決等)。/今ならば、トチ餅は貧乏くさいなんて言われないと思う。当時(バブル時代)の価値観なのだろうか?
もくもく
7
雄山の厳しさの中の温かさが際立ってきたなーという印象。しかし、雄山は常に山岡の一歩先を行きますね。2018/01/24
読み人知らず
7
トチ餅の作り方、手間がかかってる。まきの種類を見抜く舌、変態すぎる。おいしいものってそこまで追求するのかな^^;2010/05/22