出版社内容情報
料亭“藤村”にやってきた板前一年生の伊橋が引き起こすハチャメチャな騒動!! 板前の世界を描く異色の“食”コミック。
▼第1話/おとうと▼第2話/客種▼第3話/夏びらめ▼第4話/ヤキトリ▼第5話/弁当▼第6話/野菜▼第7話/ビッグエッグ▼第8話/まな板▼第9話/カウンター●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し焼き方。お調子者だが根性はある)、熊野(「藤村」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場担当)、谷沢誠(「藤村」の向板。しっかりしているが無口)、川島(「藤村」煮方)●あらすじ/伊橋の兄の学が、前々から付き合っていた女性の上原みどりと結婚することになった。その披露宴の料理を兄から頼まれた伊橋は、ふたつ返事で引き受ける。素材の魚は、新婦の弟・太一が届けるとのこと。披露宴当日、太一の運転するトラックによって三陸から立派な鯛が運ばれて来る。無事、大役を終えた太一だったが、披露宴に出席する様子がない。昔、グレていた時に姉に迷惑をかけたことを気にしていたのだ。披露宴への出席をためらう太一の姿に、自分と家族の関係を重ね見た伊橋は、静かに教え諭して披露宴会場に送り出す。しかし、当の伊橋は、父親と絶縁関係にあるため披露宴に出席でき