感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
49
黒沢の伝説がここで完結。まさかの死亡で終わるとは予想もつかなかったけれど、そこに至るまでのプロセスには痺れました。暴走族との戦いに策略を練り、勝ち試合であったにも関わらず、ホームレス達が腰を抜けて動けなくなってしまい状況は逆転。黒沢がボコボコにされる。挙げ句の果てに茜にも手を出され、黒沢は猛虎突進で突き進み、その心に打たれたホームレス達は逆襲を始める。黒沢の走馬灯で、蟻のエピソードがあったが、黒沢はヒーローになりたかったのではなく、一矢報いる存在になりたかった。みんなが周りにいるから独りではないんだよ。2016/08/20
ともかず
17
「戦わなくちゃ、胸を張って生きるために。」「この世は勝った負けたにかしましい。勝つことと同じくらい大事なんだ、戦った、勇者だったってことが。」ボロボロになりながら最終的に戦いきった黒沢。だが次のシーズンからのテンションの変わりようが凄まじい笑2019/08/04
ワダマコト
16
ほら、とにかく動いて、行動してみて、失敗もたくさんしたし恥ずかしい思いもいっぱいしたけど、黒沢は欲しかったものを手に入れてるじゃないか。黒沢はこのまま留まり続けるという安心を捨て、望むもののためにリスクをとった。かっこいいじゃん。2014/05/31
古槍新垢
10
再読。黒沢の話になると、この最終回に納得ができない、という人は少なからずいるが、自分としては黒沢は欲しかった人望・仲間を手にいれ、伝説を打ち立て、笑顔だったのでハッピーエンドだと考えている。少なくとも福本作品の主人公の中では幸せな部類に入るのではないだろうか。人生の節目々々に読み返したくなる名作。2012/04/07
むきめい（規制）
6
こう終わるのか。2016/12/01
