出版社内容情報
大手商社・五井物産で働く笑介は、なかなか契約がとれずにいる落ちこぼれ社員。しかし、なぜか人を引きつける魅力を持ち憎めない人物。今日も全力投球で、契約相手と奮戦中。笑介流ビジネスマン入門。
▼第1話/ブレーン▼第2話/ライバル▼第3話/終電▼第4話/組織▼第5話/情報▼第6話/グチ▼第7話/会議▼第8話/マナー▼第9話/電話▼第10話/休日▼第11話/新人研修●登場人物/大原笑介(五井物産・食品事業部食品3課社員)、森川(五井物産・食品事業部食品3課課長)、高山時也(五井物産・食品事業部食品3課係長)、泉今日子(五井物産・人事部社員)、長谷伸子(五井物産・経理部社員)●あらすじ/3課のいつものメンバーで飲みに出掛けた笑介。その席で高山は、30代までに確かな情報を提供するブレーンを持つことが営業マンは大切、と諭す。そして後日、朝一番から緊急会議が行われた。議題は華僑の王氏という人物が来日することが決まり、その人物と中国大豆の事業をまとめるため、事情通を用意することだった。しかし、課長をはじめ課員たちには中国通のブレーンはいない。笑介は華僑関係の中国通の文化人たちを探し始め、あるパーティに出席するため評論家の橋本氏が上京中との情報をつかむ。パーティ会場には300人以上も出席し、出席者も橋本氏の顔を知っている人が少ない。そこで、笑介は手当たり次第に名刺を配り始めるが…(第1話)。▼笑介が担当している室町食品に