出版社内容情報
この大空、私のもの! 天翔ける魅力にとりつかれたバイタリティー少女・日野さやかが贈る本格的アドベンチャーロマン!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bo-he-mian
10
浦沢直樹の新作「あさドラ!」を読んではっと連想したのが本作『イカロスの娘』。'60年代初頭、ブッシュパイロットを目指し単身アメリカに渡った日本人のお転婆少女の生きざまを描く、知られざる傑作。ブッシュパイロットというのは、滑走路などがない荒れ地に飛行機を着陸させ、事故現場や被災地で救援活動をするパイロットのこと。作者は自身も飛行士を目指していたというだけあって、唸るような専門知識と抜群のアイディアで、人命救助に命を懸けるパイロットたちの姿を熱く描いた、ヒューマニズム・エンタテイメントの大傑作。2020/05/21
Susumu Kobayashi
2
登録し直し。日野さやかは飛行機のパイロットになることを決意し、父親の経済的援助のもと、15歳で単身アメリカに渡る。しかし、滞在ヴィザに飛行学校での留学が記載されていないために、在籍記録が抹消され、やむなく一時帰国するに至る。その後、学校をやめて、再びアメリカに行く。頭が良くて、美人で、腕っ節の強い娘の大活躍。親父さんが可愛い。2022/04/04
kazmimagica
1
東京の小岩駅側の古書店で目に止まり、あまりの懐かしさに2巻とも購入しました。昔々、(事情は分かりませんが)盛り上がったところで連載が中断したのを覚えています。航空関係の仕事をして30数年の自分にとって、今、改めて読んでみても、「そうだよなー」「いいよなー」と率直な感想です。 連載が中断した理由、何だったんですかねぇ。