出版社内容情報
はぐれ鳥のようにヨーロッパを漂泊する中年日本男児・豪介。豊富な取材が異国の街角にえぐり出す、痛切のロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazmimagica
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再読:「裂けた旅券」とは約30年前に出会い、コミック全巻を持っていたのですが、結婚を機に手放しました。5年前、東京下町の古書店で1巻、2巻に出会い、以後、出張がてら各地の古書店周ってようやく全7巻確保しました。 御厨氏の作品自体がレアなので、メディアファクトリー文庫版も飯田橋で一度だけ見かけたのみ。 日仏関係を含め、当時の国際情勢がよく分かる貴重なマンガだと思います。今読み返しても褪せることのないマレッタの魅力。改めて新装版とか、文庫版とか出ないですかね。時代を現在に移しての続編も期待したいところ。2017/10/28