出版社内容情報
酒とバットをひっさげて一打席に命を燃やす景浦安武の代打屋人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
第１話／のんべ鷹▼第２話／いぶし銀▼第３話／酒仙打者▼第４話／ラブ・サイン▼第５話／代走子守歌▼第６話／物干し竿▼第７話／くたばれホークス▼第８話／鷹一は七歳●登場人物／景浦安武（通称あぶさん。南海ホークスの代打専門打者）、桂木虎次郎（大衆酒場・大虎の主人でタイガースファン）、サチ子（虎次郎の娘）●あらすじ／高校時代に二日酔いで特大ホームランを放ったこともある景浦安武は、大阪の大衆酒場で酒を浴びる日々を送る。しかし、あぶの恩師・岩田鉄五郎は安武の天才的な打撃センスが忘れられず、あぶを南海ホークスに入団させる（第１話）。▼代打屋として一軍入りを果たしたあぶ。しかし彼にはアウトコースが打てないという弱点があった。ある日、気晴らしに出掛けた小旅行で、あぶは欠点の克服法を見つける（第６話）。●本巻の特徴／1973年にスタートし、今なお連載を続ける大ヒット作品の第１巻。酒を飲んではヒットを打つという、型破りなキャラクター・あぶが大活躍！●その他の登場キャラクター／岩田鉄五郎（第１話）、南海ホークス監督・野村克也（第２話）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人００９
246
野球漫画の巨匠・水島新司先生の大人漫画の代表作「あぶさん」は全１０７巻で９７６話＋２０１８年に読み切り２話が発表されて著者が引退されたので完結となっていますが、これからたっぷりと時間をかけて全部読みたいと思いますね。本書を読んで気づいたのは「野球狂の詩」に出て来る東京メッツの岩田鉄五郎投手が、この漫画では南海ホークスのスカウトマンで登場しているのですね。年齢はピッタリ同じですので、パラレルワールドの別人だと位置づけられるでしょうね。昭和４８年のパリーグには日拓・太平洋という今はない２チームがありましたね。2021/12/16
kokada_jnet
23
子供のころから、あぶさんって、どうにも不自然だと思っていたが。改めて、読みなおすと、酒の飲めない水島先生が、酒豪の話を描いているのだから、それは無理がある。2020/04/11
Dai（ダイ）
13
水島新司のマンガで1番好きなのは「一球さん」。そして二番目に好きなのがこの「あぶさん」。100巻を超えるマンガ、こち亀とゴルゴ13共々じっくり時間をかけて最後まで堪能したい。2024/04/01
まねきねこ
6
とてもおもしろい。本棚の奥にあった本をちょい読み、と思ったらガッツリ最後まで読んでしまった。あぶさんは野球漫画の傑作シリーズだけどこのままでは埋もれそう。埋もれるには惜しいと思い本に追加。時折出てくるノムさんがのんびり見えてゆかい。酒を飲んでホームランって管理野球の野村監督の前でよくやるよね。悪球打ちのいわきに通じ、夢がある水島勇気にも通じる素敵なキャラクター。火浦健を振った女子の旦那に似ている。2023/11/01
santiago
4
野武士というほどガサツでなく、紳士というほどキザでもない。男も女も惚れるよこれは。あまりにも超人にしすぎた作品後期は賛否両論だが、景浦安武という男の芯は、この頃からしっかりしている。2022/08/22
