出版社内容情報
傑作歴史SFを大判で堪能する究極の愛蔵版
「T・Pぼん」の単行本では初めてのB5判。雑誌発表時と同じワイドな判型で、著者がこだわり抜いた歴史上の背景や、古代の建築物などが緻密に書き込まれた、原画の情報をあますところなく堪能出来ます。
めくりやすく読みやすいソフトカバー+ノドまで完全にフラットに開くコデックス装で、大迫力の「見開き裁ち切り画面」も、完全な一枚絵として隅々までじっくりと味わうことが出来ます。
通常版と同じく、『藤子・F・不二雄大全集』版を底本とし、全35話を発表順に完全収録(全5巻)した上で、初出時にカラーで描かれた原稿はすべてカラーで収録。蛍光特色も使用して原稿に忠実に鮮やかに再現します。さらにこれまでの単行本用の装丁用に描かれたカラーイラストを口絵に完全収録。
また、雑誌用に描かれた予告カット、表紙カット、作者自身による「T・Pぼん」についての解説・コメントなどを、『藤子・F・不二雄大全集』に未収録の資料も含めて増補し、資料として巻末に収録します。
【編集担当からのおすすめ情報】
「タイムマシンで本物の過去の世界を目の当りに観たいというのが、僕の究極の夢なのです」という藤子・F・不二雄自身の言葉のように「T・Pぼん」の世界に入っていける漫画体験を目指した、特別仕様のシリーズです。
かつて原作コミックスを読んでおり再びコレクションされたい方だけでなく、Netflixでのアニメ化を機に通常版を揃えられた方にも、ぜひ手に取っていただきたい価値あるシリーズです。
装丁は『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』(通常版・B6判)を手がけた佐々木暁氏。通常版ではキャラクターを主役にした装丁とは対照的に、愛蔵版では「背景」を主役にした装丁。あえてモノクロームの魅力を墨箔押しで縁取り際立たせています。
目次
29 鉄の町の秘密
30 古代の大病院
31 十字軍の少年騎士
32 神の怒り
33 ローマの軍道
34 王妃ネフェルティティ
35 ひすい珠の謎
著者等紹介
藤子・F・不二雄[フジコFフジオ]
本名、藤本弘(ふじもとひろし)。1933年12月1日、富山県高岡市生まれ。1951年「天使の玉ちゃん」で漫画家デビュー。藤子・F・不二雄として「ドラえもん」を中心に執筆活動を続け、児童漫画の新時代を築く。主な代表作は、「ドラえもん」「オバケのQ太郎(共著)」「パーマン」「キテレツ大百科」「エスパー魔美」「SF短編」シリーズなど、数多くの傑作を発表した。2011年9月「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」開館。執筆した原画を展示する、藤子・F・不二雄を顕彰する美術館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。