出版社内容情報


大型選集「谷口ジローコレクション」第5弾
絶対的な破壊力を持ちながらも、
酒に溺れてリングにあがる
ハードパンチャー・礼桂(れげ)。
この東洋の無名ボクサーに
世界的なプロモーター・
ダンジェロが目をつけた。
ミステリアスな礼桂に魅せられた
ダンジェロは、彼をこう呼んだ。
ブルー・ファイター、青の戦士と。
海のように神秘的な深みを持つ男を
世界チャンピオン戦へと導く、
激動の世界が今、動き出す!!
谷口ジローと狩撫麻礼、
若き二人の天才による幻の名作が
最高品質の印刷技法で鮮やかによみがえる。
サイズは迫力の大画面B5判。
最新のスキャン技術と最高品質の製本を駆使し、
谷口ジローの名作群が全く新しい姿で登場します。
世界中で数々の漫画賞を受賞した谷口ジロー、
初の本格選集! 第5弾『青の戦士』をご堪能ください。
●各巻に購入特典として別冊小冊子『「紙」が語ること 谷口ジローの世界』を封入。今回の別冊小冊子では、関川夏央氏の連載「谷口ジローとの歳月」第5回を掲載。

※画稿
【編集担当からのおすすめ情報】
谷口ジロー史上最大規模となる原画展の国内巡回開始を機に、
(2022年6月2日~2022年8月29日、京都国際マンガミュージアム。
2023年3月18日~2023年5月14日、北九州市漫画ミュージアム)
出版社横断の大判選集「谷口ジローコレクション」が大好評発売中です。
早速多数のご感想をお寄せいただいており、
「紙質が良く、印刷も美しくて、美術書のようだ」
「谷口ジローの細かいタッチは、大きな判で読むべき作品だと改めて思った」
「原稿の息遣いが感じられる本」
といった、非常に好意的な声をいただいています。
紙の本の魅力に溢れた「谷口ジローコレクション」を、ぜひお楽しみください。
内容説明
32戦12勝20敗。「負け星のメイン・イベンター」と揶揄される、謎多きボクサー礼桂。世界王者への途上で明らかになる、その過去と目的地。1980年、「ビッグコミックスピリッツ」創刊号から連載された伝説のマスターピース、ついに復刊!!
著者等紹介
狩撫麻礼[カリブマレイ]
1947年生まれ。東京下町出身。1979年、『East of The Sun,West of The Moon』(画・大友克洋)で漫画原作者としてデビュー。1996年以降は、土屋ガロン、ひじかた憂峰、marginal、ダークマスターなど数多くの別名で活動。映像化された作品も多い。2018年1月7日逝去、享年70
谷口ジロー[タニグチジロー]
1947‐2017。鳥取出身。1970年代より青年コミック誌を中心に活動。『犬を飼う』で小学館漫画賞審査委員特別賞、関川夏央との共作『「坊っちゃん」の時代』で日本漫画家協会賞優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞等を受賞。1990年代半ばに『歩くひと』がフランスで紹介され、以後、多くの作品がヨーロッパ、アジア、アメリカで高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
谷口さんが1980年代に描いた作品です。すごく劇画調なのに、主人公のマイペースっぷりはのちの作品群の主人公とどこかつながる気がします。しかしこういう劇画の女性の描かれ方って…。2023/04/09
くさてる
24
なんだか懐かしいくらいの劇画調で、お話もまたしかり、なんだけど、それに終わらない雰囲気を持つ作品だった。こういうタイプのホラすれすれのとてつもない設定に説得力を持たせるには、この絵でなければならなかったんだろうなと思いました。2022/09/27
ぐうぐう
22
谷口ジローコレクションで読む『青の戦士』。1980年「ビックコミックスピリッツ」創刊号から始まった連載作品ということで、谷口の漫画でも初期の頃の作品だけあって、まだまだ劇画調が残る荒いタッチではあるものの、その確かな画力はすでに健在だ。初期の谷口は原作を提供されることが多かったが、現在から思えば、原作は自分のフィールドを広げることを可能として、画力の精度を上げる結果に繋がったのがよくわかる。(つづく)2022/02/27
剛腕伝説
8
谷口ジローと狩撫麻礼のコンビによるハードボイルド。ハードボイルド臭を出そうとしすぎて、上滑りした駄作でした。2024/01/10
kentaro mori
2
109ページの顔を見よ!イーストウッドだ!●状況は/すべての予言者を/殺せはしない-2022/11/23