出版社内容情報
松本大洋、初のオールカラー単行本!!
フランス人カラーリスト、イザベル・メルレ氏によって彩られたルーヴル美術館で暮らす猫たちの世界。松本大洋が夢見た、日仏漫画界最高アーチストの協奏曲!!
【あらすじ】
ルーヴル美術館の屋根裏に棲みついた猫達。人間から隠れて暮らしていたが、
一匹の白猫がその掟を破り、冒険に出かける。絵画から聞こえる声に導かれて
入った世界には…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
松本大洋デビュー30周年記念プレゼント企画!!
お好きなページのイラストをTシャツにプリントして30名様にプレゼントします!!
応募要項は帯の折り返しをご覧ください。 (※締切2018年6月25日)
松本 大洋[マツモト タイヨウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベル@bell-zou
28
「まずいんじゃないですかね…やっぱり。ここでネコなんか飼ってちゃ…」「こいつらは代々ここで暮らしとる」。ふだん"飼ってる"とか"飼い主"とか便宜上使うけれどなんとなくしっくりこないのは、彼らもただ私たちと同じように"暮らしている"からなのだ、と気付かされる。クモの最後のリクエスト「あくび」をしてあげれば良かったという温情とその亡骸を躊躇なく喰う非情、この対比。ゆきのこの獣の本能。とても好きなシーン。それにしても…一生懸命話しかけてもやっぱりネコには伝わってないのか…残念無念。下巻に続く。2022/04/03
飴
5
美しい本でした。そして、何がどう。と、説明できる種類ではない寂しさや切なさをはらんでいました。そして松本大洋さんの老人や子どもを描くときの描く純粋さ。大きな本で読んでよかった。絵入りから卒業するゆきのこは新しい世界を手に入れます。この本に出会えてよかったと思える本でした。 真夜中のルーヴルへつれていってくれる。2021/07/22
yuna☆
3
美術書みたいな大きくてオールカラーのなんとも贅沢な本。松本大洋さんの絵は、見てるだけで満足なところがあるなー 2025/06/08
カイ
2
待ちに待って、やっと出ました。カラー版。普通版も良かったですが、カラーも、一段と味があって、良すぎです。表紙は、普通版のほうが好みですが、本ね中の世界に入り込みやすいです。またルーブル美術館に行きたいなあ。松本大洋のルーブルの猫の本を持って、夜の美術館を散策できたらステキ❤いい夢見れます。2018/04/28
起死回生の一冊を求めて
0
以前白黒の版は持っていたんですけどなかなか読み進められず、売ってしまったのですが、カラーの豪華版があると知り、再度購入してトライ。今回はハマりました。とてもいい。時間を置いて読み返したい。2023/09/13