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阿房列車〈3号〉

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784091791184
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

雨の鉄路を行く。昭和26年初夏、九州へ。

昭和20年代、百間先生によるなんにも用事がない列車の旅、三たび発車。

今回は、偶然にも歴史的大水害に見舞われた九州巡りに始まり(「雷九州阿房列車」)、百間先生のいろいろなよもやま(脱線?)話が楽しい長崎行(「長崎阿房列車」)、趣を変えあえて銚子、千葉、稲毛など近場の房総旅(「房総阿房列車」)、そして、最後は「阿房列車」初の四国上陸――と思いきや先生が大変な体調不良に見舞われる四国紀行(「四国阿房列車」)の計4エピソードを収録。

内田百間の珠玉の鉄道紀行文を、原作の良さを生かしつつ一條裕子が大胆に漫画化。列車、駅、景色など、昭和20年代の鉄道旅の空気を専門家の監修により、できる限り再現しています。それでは皆様、よい旅を。

内容説明

なんにも用事がない列車の旅、絶好調。今回も内田百〓(けん)の珠玉の鉄道紀行文を、原作の良さを生かしつつ一條裕子が大胆に漫画化。列車、駅、景色など、昭和二十年代の鉄道旅の空気を専門家の監修により、できる限り再現します。

目次

雷九州阿房列車
長崎阿房列車―長崎の鴉
房総阿房列車―房総鼻眼鏡
四国阿房列車―隧道の白百合
付録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

44
3巻目は四国阿房列車まで。原作はこの後も続くが、コミック単行本はここまで。この先も書いてほしかった。百閒先生が、熱を出して旅先で苦しむ話がラスト。原作の通りなのだろうが、旅の終わりからフラッシュパックして物語が進行するのが新鮮であった。この巻は、九州の豪雨(1951年?)から逃げながら旅行を続ける話が約半分を占めていて、何も目的のない旅行に緊張感を添えている。2017/06/14

きあ

10
やっと手に入れ、やっと読了。そして阿保列車シリーズ読み終わってしまった虚しさ…。ああもう新しいものは出ないんだぁという寂しさ。でも最終巻もやっぱりニヤニヤしながら楽しんで読めました。最終話で百聞先生の体調が悪くなってしまったものでは過去の事とわかってはいても心配になってしまいます。阿呆列車シリーズでヒマラヤ山系君のお供はまさにこの時を予見していたようなものだったのでしょうね。また随筆版を読み直しながら電車の旅にでも行ってみようかなぁ。18切符の時期に(笑)2014/10/12

ビスコ

5
雷九州、長崎、房総、四国を収録。これで最終巻。寝台列車の猿は未収録かあ……2016/07/22

筋書屋虫六

4
今度の阿房列車は九州や四国などの西国方面が舞台。列車は快調に悠々と走るんですが、雨や風邪が百間先生の旅を阻みます。目的がなくてもコンディションが良くないとやっぱり楽しめないのね。それにしても百間先生とヒマラヤ山系君のコンビは狂言芝居を観るようで滑稽です。殿様=先生、太郎冠者=山系君。それから、出かける度に交趾君から借りることにしているお気に入りの鞄をこうたびたび使うなら自分のものと思ってしまおうという無茶苦茶さが好きです。2011/01/23

待つ子

4
三巻からいきなり読んでみる。(原作の)噂には聞いてたけど、ほんとに乗ってるだけで何もしない(笑)。でも楽しいのはなぜだ。漫画表現が面白くて、いいなぁ。2011/01/06

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