- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > レディース
- > 小学館 プチフラワーＣ
出版社内容情報
デビュー作『ルルとミミ』から、小学館漫画賞受賞作『11人いる！』まで、永遠に輝き続ける萩尾ロマンの金字塔、全17巻！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめ
17
11人いる、がサスペンスでありつつも、爽やかに幕を閉じたに対し、今作はえぐい面も多々描かれる。世界は美しいばかりではない、そんな現実を突きつけられ、さらに、そんな現実を変えるのではなく、折り合いを付ける、つまり、自分がまず変わらねばならない事を悟らざるを得なくなる。深い。だから、おまけ？のスペースストリートに救われる。ただ、これも、甘いと見せかけ、とても深い。生きるほどにこくと苦味の増す人生に、ひとさじの砂糖を。それはまさに、ビタースイートシンフォニー。2016/10/26
瑪瑙（サードニックス)
4
タダとフロルの仲睦まじさが可愛らしいが、王様と四世が切ない。四世には本当にその手段しかなかったのか？と。『スペースストリート』はタダ達の事をコミカルに描いてあって面白い。『左ききのイザン』はその後の話を小説で読んだので懐かしい作品。『６月の声』は美しい従姉が遥かな宇宙へ飛び立つまでの少年の心の動きが描かれてあってこれも切ない作品。ルセル（少年）の「人びとはなぜ空を飛ぼうとするのだろう。はるかになにを追ってなんのために気流の中を明日へむかうのか」という台詞が心に残った。私も又同じ思いだから。2012/08/08
みかん@道北民
3
図書館で文庫と二冊並んでいたので借りて来ましたが、文庫に収録されていたのね。なので収録されていなかった短編を読みました。どちらもなんというかやるせない。2013/01/18
ジロリン
3
私が所有するのは、小学館漫画文庫版。本編ももちろん傑作だが、同時収録された「マリーン」がまた大名作。全てのコマが完璧で、私は「完全な傑作」と評価しています。「初めて」主人公と出会った時のマリーンの表情・・何度読み返しても素晴らしい。
うろん
1
再読
