出版社内容情報
徳川幕府による厳しい身分制度下、権力の重圧にあえぐ者たち。多彩な人物群と雄大な構想、透徹した歴史観で綴る白土劇画の代表作であるばかりでなく、日本コミック史上に燦然と輝く名作。
▼第1章・誕生[怪声/ダンズリ/犬追物/山狩り/地擦り/緑の目/誕生]▼第2章・カガリ[根ビラキ/カガリ/フッカケ/犬/草場/カムイ]▼第3章・剣[雪割/見分/血/剣/一本杉/流星]●主な登場人物/カムイ(差別の壁を自分の力で乗り越えようとする夙谷の少年)、正助(才覚溢れる貧しい農民の子)、草加竜之進(次席家老のひとり息子)●あらすじ/幕府による厳しい身分制度がしかれていた江戸時代。その寛永年間(1624?1634年)末の日置藩七万石領内。厳しい差別を受けていた人々の集落は、夙谷(しゅくだに)という地域にあった。その夙谷に生まれたカムイは、このような社会の中で“生きる誇りと自由”を得るためには、自分が強くなる以外に方法はないという信念を持つ。そんなカムイがふとしたことで知り合いとなった少年の正助。貧しい農民の子として生まれた彼も、カムイほどではないにしても恵まれない境遇にあったが、いつかは現在の境遇から抜け出して自分の家や田が持てる立場になりたいと願っていた。ある日、カムイの母親が重い病にかかるが、夙谷の病人ということで町の医者から診察を拒否される。自分の母親が、ろくな手当ても受けずに死んでしまったことで、言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カムイ
37
久しぶりの再読、【カムイ伝】ですが大まかな主人公は3人なのですが、カムイ、正助、竜之進、階級の違う3人ですが生きていく上で己の立ち位置にもがき苦しむのである。作者は既に他界しているので三部作であったが二部にで絶筆となってしまいこの3人の未來は余り芳しくはない、とくにカムイは抜け忍として組織から追われる立場になってしまう。シリーズは60巻超えあるので、少しずつ読みすめていこう。2023/07/15
Hiroki Nishizumi
4
まさに階級闘争のアンチョコ版。社会に出て再読するとはらわたに染み込むよ。2022/01/21
箱付き
0
主人公ころころ代わるね2011/01/19




