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出版社内容情報
決して妥協を許さない大熱血マンガ家・炎尾燃は、今日も作品のため燃えに燃えまくる。超熱血&爆笑の、半実録マンガ家一代記。伝説の名作『燃えよペン』の魂を継ぐ勇者たちが、ここに集う!
▼第37話/星の所へ行こうか!同士よ!▼第38話/帰ってきたい不届き者▼第39話/おれの前だけ子猫ちゃん▼第40話/その日女は吼えた▼描き下ろし「あとがきまんが」●主な登場人物/炎尾燃(月刊連載2本、隔週連載1本を抱える希代の熱血マンガ家。ヒット作はあまりないが、熱血ぶりは宇宙一。原稿用紙に向かうときは命がけ)●あらすじ/アイデア出しに詰まった燃は、彼が言うところの“アイデア・エナジー”といわれるエネルギーに満ちた店を探していた。さまよい歩いた挙げ句、ついに絶妙なファミレスを発見した燃は、見事30分間で最上のネタを絞り出す。そんな満足げな燃を見て、同業者と思われる男が突然話しかけてくる。しかも、ネームが書かれたノートを渡し、読むなり使うなり好きにしていいと言い出した。燃が読んでみると、その話はなんと、とてつもなく面白い!! 男は、燃に向かってこの話はお前のためだけに描いていると言うが…(第37話)。●本巻の特徴/なんと燃が、あの横暴な仮面編集・星紅に恋心を…!? 39?40話では、漫画家と編集者との関係が作品に及ぼす影響が描かれる。燃は熱血路線を捨てラブストーリーに生きるのか!? また本巻は、作者・島本和彦氏通算100冊目となるコミック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
3
雑誌のカラーと合わず、時流に乗り遅れ、打ち捨てられた数々の力作たち。あるいは、週刊連載の中自分の魂を捨て、時流におもねることばりを考えるようになった巨匠。創作を仕事にする人間全てが直面するジレンマに、その内実にみみっちさ情けなさも含めて全力で立ち向かう炎尾先生は間違いなくプロである。彼がわりとダメ人間であるにもかかわらずというか、内なる情けなさと私欲に揺れ動きながらそれすらもブーストにして本当の漫画を追い求める姿勢がプロなのだ。そしてそれをあまりに残忍なやり方でやる気出させる星編集。彼女も当然プロである2015/06/23
貴人
2
最初のファミレス話はまっすぐな燃える漫画家論。確かに雑誌の色に関する問題はあるんだろうなぁ~。雑誌に載っている物が本当に作家さんが描きたい物ではないのかもだ。続いて遺伝子組み換え漫画な話。考えてみれば現在の漫画家でヒット作を飛ばしたあと燃え尽きちゃった感があって、昔の作品を自分の中にもうキャラがいないのに描いてたりするからなぁ。ラストは偽仮面編集編。萌との関係、炎尾のさらなる成長とシリーズ屈指の熱い回だ。全体的に元気が出る話が多くて、ヘタレ炎尾好きにはイマイチかな。でも熱いのが好きならオススメ。2014/11/26
ほしけも
2
星さん!僕はあなたを愛してはいませんから!!2013/11/08
カムリン
2
「萌の話になると編集者の注文が多い」そうだろう、そうだろう。私だってそうする。恋愛にやたら不器用な炎尾先生の、まあ可愛いこと。萌の一途な恋心もまた可愛らしい。これをギャグでごまかしては、島本先生、それはいけませんよ。2011/07/17
冬希
2
そんな理由で仮面編集を好きになるとは!(笑)2009/11/18