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出版社内容情報
“デカスロン”って何だ!? 風見万吉って何者だッ!? 人類と漫画の限界を越えて突っ走る、大人気、陸上競技コミック!!
▼第223話/檄!!▼第234話/秘策!!▼第235話/デッドヒート!!▼第236話/俺らって…▼第237話/極限▼第238話/一瞬▼第239話/世界一のデカスリート▼最終話/デカスリートというもの▼特別読切/デカスロン外伝・ヘプタスロン●登場人物/風見万吉(陸上の十種競技“デカスロン”の日本代表選手)、ダン・オブライエン(デカスロンの世界チャンピオン。アメリカ代表)●あらすじ/世界陸上選手権アテネ大会十種競技(デカスロン)の最終種目・1500m走も残り1周となった。万吉は、首位のオブライエンまでの距離をあと20mにまで追い上げたものの、意識がもうろうとして、足がまったく上がらなくなり、ついにペースダウン。やはり、オブライエンに追いつくことは無理なのか……と思われたとき、3位を走っていたクリスが、なんと万吉の尻を背後から思いっきり跳び蹴りした!?(第1話)。▼クリスの蹴りで目が覚めた万吉は、最後の力を振り絞って大復活。ものすごいスピードでオブライエンに迫っていく。そんな万吉に危機を感じたオブライエンもラストスパートに入る……はずだったのだが、そのオブライエンの太股に異常が起こる(第2話)。●本巻の特徴/世界陸上選手権もついにクライマックス。世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sskitto0504
5
万吉がラストに別競技というのはよい終わり方でしたね。しかし、総合得点はメチャクチャですね。9300点越えは…9000点越えがどれだけハンパないのかわかりづらいです。シリーズ通して、10種競技というスポーツを題材にしたということはいいと思うし迫力もとてもよかったが、記録的にインフレが進み、専門選手のような記録ばかりとなり、どの種目で点をとりどこを捨てるといった10種競技特有の個性がみれる場面がほぼなかったのが残念。試合として一番面白さがあったのは最初の日本選手権だったなぁ。2015/09/17
せいきちろう
1
[再読]最終巻。【十分の完璧を求めず八分の適度をもって二分のゆとりを求め、その二分をもって天命を楽しむ…】オブライエン ここまで読んできて私には一番ささった言葉。 勝負は9300点を超える点数で決着。ちなみに現時点での世界記録は9126点。漫画内での夢物語に近づいてきています。10種の競技記録を合計すると10575点。夢の万能型選手が現れることに期待。2022/08/27
貴人
0
「へうげもの」で有名な作者さんですが、私は断然こっちです。あへて言うならこれより「度胸星」のが良いのですが。今作はほとんどギャグな勢いと、少年漫画的な熱さという素晴らしい組み合わせの作品です。余計な人間ドラマでグダグダになったり、修行で退屈することはありません。どれほも短切で、漫画のツボを押さえているから最高です。最後まで盛り上がり続ける傑作、おススメです。「あんなに遠かったオブライエンが近ぇよ、もう近所の兄ちゃんらよ」。死力を尽くしたオブライエンを抱きしめたくて走る万吉。まさに今作の終わりに相応しい。2014/11/05