出版社内容情報
どこまでも広がる冒険世界!
雲の上にすむ天上人の国、おもちゃの軍隊が支配する国、夢の中のふしぎな世界など、ますますバラエティに富んだ冒険の舞台が展開する3本を収録。
ドラえもんが雷に打たれ、電子頭脳が壊れてしまう(「雲の王国」)、海の底に沈められ、深い眠りにつく(「ブリキの王国」)など、これまででもっとも過酷なピンチに見舞われるハラハラドキドキ感!!
また、夢と現実が入り交じる世界で勇者となったのび太が世界の危機を救うという壮大かつ奇想天外なストーリー(「夢幻三剣士」)。
尽きることのない想像力で構築されためくるめく冒険が、濃密につまった豪華3本立て!!!
【編集担当からのおすすめ情報】
連載時のカラーは全てカラーで収録。表紙カットやマジック画なども網羅した完全版です!!
のび太と雲の王国 5
のび太とブリキの迷宮 195
のび太と夢幻三剣士 383
【巻末企画】
●のび太と雲の王国
扉絵コレクション 573
あとがきにかえて 藤子・F・不二雄 584
●のび太とブリキの迷宮
扉絵コレクション 587
あとがきにかえて 藤子・F・不二雄 596
●のび太と夢幻三剣士
扉絵コレクション 599
あとがきにかえて 藤子・F・不二雄 610
初出掲載誌リスト 612
特別資料室 613
解説 たてかべ和也 615
藤子・F・ 不二雄[フジコ エフ フジオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
29
あとがきが一番おもしろかったというか。なんとなく長編の尻切れトンボ感がわかるというか。2016/02/17
ぐうぐう
12
『大長編ドラえもん』には、国造りの側面がある。自分達の居場所を求めるのび太達の欲求が、短編では逃げ場所としての小空間として限られてしまうところを、長編で描かれることで、それが国レベルまでアップするのだ。それはそのまま、登場人物達の夢の大きさでもあるし、作者の夢の大きさでもある。その大きな器に自分の想いを重ねる読者の夢も、結果として大きくなるのだ。2013/04/28
ホームズ
12
『くもの王国』『ブリキの迷宮』は単純にドラえもんに頼るだけでなくドラえもんのピンチのび太が頑張って行動する姿が良かった(笑)『ブリキの迷宮』のほうは少し後半になって物語が失速してしまった感じは受けたけど。『夢幻三剣士』は結構好きな映画だったけどクライマックスに入ってからの駆け足な感じがちょっと不満かな~。でも結局ドラえもんを楽しんで読んでいる(笑)2012/04/01
cherry☆
5
シリーズ5巻。「のび太と雲の王国」「のび太とブリキの迷宮」「のび太と夢幻三剣士」が収録。シリーズ全6巻の中ではこの5巻が大好き。雲の王国とブリキの迷宮は小さい頃にテレビで放送された時にビデオに撮っておいて今でも時々見たくなるような大好きな2作。知ってる話だけれども、やっぱり好き。私の中ではこの2作は名作です(*^^*)2016/01/04
チューリップ
4
のび太と雲の王国、のび太とブリキの迷宮、のび太と夢幻三剣士の3本。のび太とブリキの迷宮は映画で見た記憶が残っていて怖かった気がするんだけどホテルの地下の入り口が怖かったのかな。F先生は常に締め切りに追われているからか行き当たりばったりで長編を書いているとあとがきにあって納得する部分もあった。夢幻三剣士の妖精しずかちゃんの扱いとか。たてかべさんの解説も良かった。2019/12/12