藤子・Ｆ・不二雄大全集 モッコロくん／４じげんぼうＰポコ／パパは天さい！

藤子・Ｆ・不二雄

小学館（2011/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 342p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091434500
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

「モッコロくん」「Pポコ」ほか幼年傑作集

不思議な力で昆虫を操る「モッコロくん」、自由に変身する謎の生物「4じげんぼうPポコ」をはじめ、「パパは天さい！」「ぞうくんとりすちゃん」「つくるくん」「パン太くん」の夢いっぱいの幼年向けまんが6作品を収録。藤子ファンタジーワールドが満開の楽しい愉快なまんがをお楽しみください。


■モッコロくん

こんにちはモッコロくん9
いじめっ子にはまけないぞ14
おかしなわらい虫18
ぴいぷうぽう22
とっきゅうアオムシ号26
アメンボのふしぎ 30
見えないみかた 34
地面のなき声 38
ゾウと戦え 42
あばれ馬を止めろ 46
春風せんぷうき 50
タマゴをまもろう 54
おもち大すき 58
おし入れはゲレンデ 62
ケーキにあつまれ 66
公園にはなかまがいっぱい 73
虫となかよくなろう 80
ハイキング 84
すてきなあそび場 88
へやの中で花火？ 92
トンボジェット 96
がんばれゆうちゃん 102
アリとキリギリス 106
むし歯虫 110
お金虫 116
しょっ角であそぼう 121
なき虫・おこり虫・わらい虫 125

■4じげんぼうPポコ

4じげんからきた友だち 132
ようこちゃんのたん生日 136
巣箱は小鳥でいっぱい 140
かみなりが来た 144
おばけトンボ 148
あこがれのようち園 152
ライオンなんかこわくない 156
ちゅうしゃこわい 160
ママがタコあげ？ 164
おきゃくさまが来た 166
楽しい豆まき 168
さようなら、Pポコ 170
ぼく、Pポコ 175
おねえちゃんはこわいよ 181
おせんたくそうどう 186
小鳥の巣をまもれ 190
Pポコのお絵かき 197
白か、黒か！？ 202
おねえちゃんのすきな人 208
デカ夫にしかえし 216
おとしものとまいご 220
お年玉がほしい 224
大きな雪だるま 228

■ぞうくんとりすちゃん

ボールであそぼう 232
ぼうしがポチャン 234
くるくるかざぐるま 238
きりかぶなんだ？ 240
りすちゃんとんだ！ 242
なかよしぶらんこ 244
ゆらゆらパラシュート 246
でんしゃがとおるよ 248
いまなんじ？ 250
ぞうくんおおきいね 252
おめんでびっくり 254

■つくるくん

かたをたたくきかい 258
あんぜん自どう車 259
チョウの羽 260
雨をふきとばす帽子 261
おやつが出る時計 262
ロープウェイ 263
目ざまし時計 264
じゃんけん箱 265
おんぶロボット 266
ふしぎなしゃぼん玉 267
パトカー 268
ふとんをうかすガス 269

■パン太くん

風のひみつ 272
じしゃくのひみつ 274
かげのひみつ 276
春が来た 278

■パパは天さい！

タコあげ 281
だめなパパ 289
空気クレヨン 297
メモビジョン 313
ロボット・ママ 326

藤子・F・ 不二雄［フジコ エフ フジオ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[花林糖]

1974年~1975年に『幼稚園』『小学一年生』に掲載された幼児向け漫画。「モッコロくん/4じげんぼうPポコ/ぞうくんとりすちゃん/つくるくん/パン太くん/パパは天才」虫を自由自在に操るロッコロくん、可愛いけれど巨大化した虫は勘弁、、、。PポコはオバQの仲間の様な外見。ぞうとりすちゃんは絵が幼児向けのカラー絵でとても可愛い。全編幼児向けで可愛い藤子さんらしい漫画。

2019/02/23

[ホームズ]

全部初めて読む作品ばかりで楽しめました（笑）『モッコロくん』『Ｐポコ』『パパは天さい！』全部良かった（笑）『モッコロくん』の虫に協力してもらうって言うのが良いですね（笑）『Ｐポコ』も途中からしゃべるようになって面白くなったし（笑）こういった全集がなければ知らなかった作品ばかり読めて良かったです（笑）

2011/02/04

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

「モッコロくん」よりも「４じけんぼうＰポコ」の方が好みでそれよりもやはりマッドサイエンティスト系に繋がる「パパは天才」の方が更に好き。大全集でなければ一章読んでないかも知れないが、子供がいれば読ませてやりたい作品

2011/06/12

[jansato]

虫好きのゆうちゃんが、虫嫌いのママに思い直してもらう為にとった行動が、モッコロくんに虫を大きくしてもらうこと。巨大テントウに囲まれ、巨大カマキリに肩を叩いてもらうママさん（凄い絵面だ）は、悲鳴を上げ、脂汗を垂らしながらも、歯を食いしばってゆうちゃんの親切に応えようとしていた。子供目線では「ママも虫が好きになればいいのに」で済む話だが、大人は「子供は無邪気に恐ろしいことをする」って思うんじゃないのかな。ちょっとした皮肉というか、F先生の毒っ気が見え隠れしてる好編だと思います。

2011/01/27

[ぐうぐう]

虫と話せるモッコロ、変身できるＰポコ。ここには、『ドラえもん』の秘密道具のような万能さもバリエーションもない、ごくごくシンプルな能力があるだけだ。しかし、その単純さこそが現実と夢を結び付ける第一歩となる。幼年漫画には、イマジネーションの出発点がある。日常は、そんなシンプルな夢想で一変することを、藤子Ｆ作品は教えてくれているかのようだ。

2011/03/02